2012.1.25 |
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何気ない一言に助けられました |
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「発言小町」300万人が泣いた魔法の言葉より…
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本社から地方営業所への転勤が決まり、開いていただいた送別会の席でのこと。
直属の上司から、涙目でこう言われました。
「お前がいてくれてよかった。
助けられた。
ありがとう」
入社して、15年。
つきあいが下手で、めだつことも嫌いで、腹をわって話せる友人と呼べる人もいません。
でも、誰にも認められなくてもいい。
自分のやるべき仕事は、最後まで責任をもってやろう。
そう自分に言い聞かせながら、これまでやってきました。
自然とうれし涙がこぼれ、男泣きしてしまいました。
今だに、人とうまくつきあうことができません。
でも、がんばっている人の存在に気づいてあげれられるようになりたいと心がけています。
“ぺ”
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仕事が忙しくて体をこわしてしまいました。
人の二倍は働かないと結果が出せない。
そう思いつめてがんばっていたのに、体がいうことをきかいない。
自分はなんてダメな人間なんだろう、と精神的にまいってしまいました。
とうとう円形脱毛症になってしまい、治療をしてもらいながらぼーっと座っていたら、突然先生がポツリと。
「病気になるほどがんばるってすごいことだよ。
これまでの人生、 あなたのその真面目な性格は損したことよりも得したことの方がたくさんあったはず。
自分を嫌いにならないで」
家に帰ってからなんだか泣けてきて、いっぱい泣いたらすっきりして、
自分で自分を追いつめていたことにやっと気付けたような気がしました。
あれから十年。
なっとかやってこれたのは、先生のこの言葉のおかげかな。
“あちゃみん”
『他人の何気ない一言に助けられました』(大手小町編集部)中央公論新社
人と人との間で生きている中で、もっとも悲しくて辛いことは、まわりから「無視されること」であり、
「存在を否定されること」だ。
その反対に、もっともうれしいことは、「認めてもらうこと」、「ほめてもらうこと」だ。
「あなたがいてくれてよかった」、「あなたの店があってよかった」と言ってもらうこと。
「長所と短所をあげなさい」と言われると、たいていの人は、短所は何個でもあげられるが、
あまり長所は出てこない。
しかし、長所と短所は裏と表の関係だと言われる。
社交的な人は、八方美人。
人の気持をくめる人は、顔色をうかがう人。
天真爛漫な人は、怒りっぽくて喜怒哀楽が激しい人。
慎重な人は、優柔不断な人。
意思の強い人は、頑固者。
自分が短所だと思っている性格でも、裏を返せば長所となる。
だからこそ、その性格によって得したことも多かったはず。
自分のいいところを探し、自分自身を認めたい。 |
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