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2012.1.23

僕のダンディズム

内藤誼人氏の心に響く言葉より…

芸能界で人気をずっと、何十年も維持しつづけることは、とんでもなく難しいことである。
その難しいことを、持ち前の自然体でさらりとこなしているのがタモリさんなのだ。

もともとタモリさんが芸能界にデビューしたきっかけも、ジャズピアニストの山下洋輔さんらが
「福岡にすごいヤツがいるぞ!」と周囲に吹聴しまくり、その噂をききつけた
漫画家の赤塚不二夫さんが、タモリさんに会うなりその才能に惚れ込んでしまって、
ムリヤリ東京に連れてきてしまった、というところからスタートしている。

「自分を芸能界に入れてくれ」とか、「番組に出させてくれ」とタモリさんが媚びを売ったことは一度もない。
周囲の人たちが、力を合わせてタモリさんという神輿(みこし)を担ぎ上げてくれたからこそ、
今のタモリさんがあるのである。

タモリさんは、今や押しも押されもしない一流のタレントであるが、偉くなっても、少しも偉ぶって見えない。
たいていの人間は、ちょっと偉くなってくると、どうしても自分の地位を鼻にかけたり、
尊大にふるまったりしがちだからだ。

食事をしたり、お酒を飲んだりするとき、「俺は客なんだぞ」という顔をする人は、
たいていお店の人から嫌われる。
「ここでお金を使ってやる」という態度ではなく、むしろ「お金を使わせていただきます」
というぐらいの謙虚な姿勢をとっていたほうが、いいお客さんになれるし、お店の人にも喜ばれるのである。

タモリさんを見出したひとりである山下洋輔さんは、こう語っている。
「自分自身に何の価値も見出していないような雰囲気がありますよね。
芸能人っぽく自叙伝を書いてみたりとか、そういうこともないわけで、そういうことはどうでもいいわけ。
それってけっこうすごいことですよね」

そして、タモリさんはこう言う。

「人間にとって一番恥ずかしいことは、立派になるということです。
僕にダンディズムがあるとすれば、このへんですね」

「自分って、『自分がいかに下らない人間か』ということを思い知ることで、スーッと楽にもなれるんじゃないかな。
(中略)『なんだ、俺はいままでこんなつまらんことにこだわってたのか』って。
そして楽になると同時に、打たれ強くもなるんですよ」

「一度は好感度タレントに選ばれた時期があって、オレは気にしていないようで、
ついつい好かれるようにやっちゃってたんだよね。
そんな自分が嫌だったな」

「自分で企画を出すなんて、ボクはゼンゼンしません。
そんな能力ないんです。
ウケなかったら、責任取らなくっちゃいけないですしね(笑)」

「オレ、自分で苦労したって思ったことないよ。
やる気になって仕事したことないし。
生活が変わるときって、いつもだれかが、“こういう仕事あるんだけどどう?”って声をかけてくれたんです。
オレ、その流れに身を任せてきただけ」

『なぜ、タモリさんは「人の懐(ふところ)」に入るのが上手(うま)いのか?』 廣済堂出版


以前、タモリさんの経営する飲食店で、黙々と洗い場を手伝っているタモリさんを見掛けたことがある。
「あんなに有名なのに…」と、今でも鮮明に覚えている。

「偉い」の反対は、「つまらない」や「取るに足りない」だ。
自分のことを、「取るに足りない者」とさらっと言える人は、かっこいい。
かっこいい人は、言うことがおしゃれだし、ダンディズムがある。

仏教には、「増上慢(ぞうじょうまん)」という言葉があるが、まだ未熟者なのに、
過信して思い上がったり、偉そうにしていることだ。
偉そうにしている人、自惚(うぬぼ)れている人は、かっこ悪い。

たとえどんなに苦労していても、「苦労してます」などと言う人は、おしゃれじゃない。
いつも、偉そうにしない、かっこいい人でありたい。



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