2012.1.16 |
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嫉妬(しっと)から自由になる方法 |
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『すべては「単純に!」でうまくいく』の中から、心に響く言葉より…
お金であれ、美しさであれ、才能や名声であれ、妬(ねた)みの種は尽きません。
しかし、嫉妬(しっと)から自由になる方法はあるのです。
それは…
《光りと影をみつめる》
いつもいい思いだけをしている人はいない、ということを肝に命じましょう。
何かいいことがあれば、必ずそれへの代償が払われているのです。
他人を妬む人はそれを見ずに、結果だけを手に入れたがっているのです。
例えばバイオリンの名手。
彼(彼女)は幼い頃から厳しいレッスンに耐え、他の楽しみをあきらめて、現在の名声を手にしているのです。
それだけではありません。
権力や地位のある人には、往々にして敵がいるということもお忘れなく。
《嫉妬しないためのおまじない》
人を妬(ねた)む心とはつまり、相手を認めようとしない気持です。
そこで1つの方法として、相手を意識的に支援してみてはどうでしょう。
次のおまじないを練習し、心の中で言ってみます。
「私は、あなたの成功を喜んでいますよ。
応援します」。
《他人を心から褒める》
文豪ゲーテは言いました。
「人の成功を受け入れるための唯一の手段は愛だ」。
容姿、性格、教養、生活のスタイルなど、他人を心からほめましょう。
嫉妬とは、もともと相手を賞賛する気持が歪(ゆが)んだものなのですから。
こうすれば、あなたの嫉妬心は、他人の美点を心から認め、
人を正当に評価できるという個人的な長所に変わります。
『すべては「単純に!」でうまくいく』(ローター・J・ザイヴァート&ヴェルナー・ディキ・キュステンマッハー)飛鳥新社
どうしても、他人と自分を比較してしまうのが普通の人間だ。
誰かと、比べれば比べるほど、それが嫉妬につながることは多い。
「オレだって頑張っているのに、なぜアイツだけがうまくいくのか」
「昔はペコペコしていたくせに、ちょっと有名になるとあんなに偉そうにしやがって」
しかし、有名になるには、それ相応の努力が必ずある。
我々は、その努力の過程をみることなく、結果だけを見てしまいがちだ。
妬んでいる相手の応援団になれば、嫉妬することはない。
人の喜びのために生きる人は、自分の損得を考えないからだ。
嫉妬心と損得勘定はよく似ている。
「嫉妬は、賞賛の歪(ゆが)んだ形」
相手が、自分よりすぐれていると思うからこそ、嫉妬する。
相手がたいしたことないと思う人には嫉妬はしない。
人を賞賛することを忘れない、利他の人でありたい。 |
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