2011.11.29 |
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めざすは、おもしろいヤツ |
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岡野工業の岡野雅行氏の心に響く言葉より…
「あのヤロウ、あんなにいい加減に見えて、筋だけはきっちり通すじゃねぇか。
人間としちゃあ、なかなかのもんだぜ。
おもしれぇヤツだよ」
そんなヤツにはどんどん人が寄ってくる。
いろんな人と出合って、もまれて、つきあいの幅も広がるし、おもしろさにも磨きがかかってくるんだ。
そうなりゃ、仕事だっていいほうに回っていくね。
「今度の仕事、あいつにも声かけようか。
あいつがいると、まわりが和むし、仕事も楽しくできるからさ」
ってな具合だよ。
どんな仕事だってムードメーカーが必要なんだ。
おもしろいヤツはこのムードメーカーにうってつけ。
何かにつけてお呼びがかかるね。
俺はできるんだ、頭がいいんだ、とふんぞり返ってちゃ、こいつはできない相談だ。
ムードメーカーには逆立ちしたってなれないよな。
頭がいい、ってのは疲れていけないよ。
そんな自分を保つために、スキを見せちゃいけない、脇を甘くしちゃまずい、
っていつも考えてなきゃなんないんだからさ。
だけど、俺に言わせりゃ、スキも脇の甘さも愛嬌なんだ。
「あのヤロウ、また、やっちまった。
しょうがねぇな、ここは俺が出ばるしかないか」
人さまが「こいつのために何かしてやらなきゃ」と思うのは、愛嬌たっぷりのドジさ加減に可愛げがあって、
「しょうがねぇな」と感じるからなんだよ。
四方スキなし、脇ガチガチ、なんてヤツには何にもしてやる気になんかならないね。
めざすは一つ、「おもしろいヤツ」、これしかないね。
『カネは後からつてくる!』青春出版
優等生で頭のいいヤツはつまらない。
はずれたところがないからだ。
そつなくまとまった人には、可愛げがない。
失敗しないようにと、ガチガチに脇を固めているからだ。
自分をさらけ出せない人とは、肚をわって話が出来ない。
可愛げのない人は、人からのヒキがない。
つまり、お呼びのかからない、人気のない人。
“めざすは一つ、「おもしろいヤツ」”
愛嬌があって、可愛げのある、おもしろいヤツでありたい。 |
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