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2011.11.19

品をよくする方法

ビートたけし氏の心に響く言葉より…

今の子供は、ほんとうに偉そうにしてるよ。
親から金をもらうのが当然のことのように思っている。
親もまた、ねだられれば、子供にすぐ小遣いをやる。
だから我慢ということを知らない。

その上、みんなで意見を言いましょうなんてとんでもないよ。
昔は「嫌なら止めろ」だったんだ。
「まずきゃ食うな」とかさ。

だから、あらゆることで下品なやつばっかり増えたんだ。
品の良さっていうのは、とりあえず腹に収めちゃうっていうことだろう。
まずいなと思っても、ちゃんと食って、それでもほんとにまずいなら食わないってことだけだった。
それが、いろんな難癖を付けるようになった。

なまじの中流ってのほど下品なものはないね。
金があると下品なことをやりたがる。
金さえ出せば手が届くように見えるものには我慢できずにすぐ手を出してしまうんだ。

要するに、中流の奴らが、金で品を買おうとして、
いろんなブランド商品を買ってきて自分に品をつけようとした。
それは大きな間違いだったんだ。
買うんじゃなくて、買わないことでしか品は得られない。

修理した車だとか、修理した靴だとか。
修理品を持っていて、なおかつそれなりの雰囲気を持たない限り、
日本はいつまでたっても文化的には立ち遅れたままだな。
車を買いかえなかったりすれば、経済は停滞するだろうけど、品だけはかっちり出る。

『みんな自分がわからない』新潮社


我慢するより、何でも意見を言った方がいい、というのが現代の風潮だ。
例えば、行った店のちょっとした態度が気に入らないと、
大声で意見という名の文句を言っている人は品がない。

嫌なら、そこに二度と行かなければいいし、食事だったら食べなければいい。
品のよさとは、色々言いたいことががあっても、とりあえず、腹に収めること。

また、ブランド品を買うことで、自分の品のなさを補おうとするなら、
それはあまりに安易で本質とはかけ離れた行動だ。
付属品で自分を高めようとする行為は寂しい。

逆に、高級なブランド品で自分をよくみせようと思っていない人は、
自分自身を高めることでしか、自分の品をよくする方法はないと知っている。

「持たない、買わない」、という選択も、品をよくする一つの方法だ。



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