2011.9.7 |
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消化試合で手を抜く人 |
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永松茂久氏の心に響く言葉より…
例えばあなたが一軒の饅頭屋を経営しているとします。
あなたの開発したあんこ入りのおまんじゅうが美味しいと評判になり、大成功しました。
もうこれ以上生産能力は上がりません。
つまりこれ以上は作れないということです。
しかし毎日大行列。
あなただったら次にどうしますか?
僕は一人さんにこう聞かれた時、
「2店舗目の出店にすぐ取りかかります」
と答えました。
これに対して日本一の大商人である斉藤一人さんの答えはこうでした。
「あんこを増やしてさらに美味しい饅頭をつくる」
つまりは店舗を増やすのではなく、さらにお客さんの笑顔を増やす、
つまり感動レベルを上げるということでした。
確かにそうすれば、さらに評判を呼んで饅頭は売れに売れ、
やがて溢れて二軒目を作らざるを得ない状況になります。
上手くいった時こそ、さらに人を喜ばせることを考える。
すると、こちらが求めなくてもビジネスはどんどん大きくなっていきます。
それは規模の問題だけでなく、内容の拡大にもつながるのです。
『感動の条件』KKロングセラーズ
人は、自分の長所をすぐに忘れてしまい、欠点ばかりに目がいく。
店もそうだが、よいところや特長があるからこそ、その店に通うのだ。
しかし、往々にして、日に1個も売れないような商品に力を入れてしまうが、
それがいくら倍や3倍になったとしてもたいしたことはない。
今一番売れている商品をさらに磨き、魅力をつけるなら、
それは、押しも押されぬダントツの稼ぎ頭の商品となる。
人間も、長所を伸ばすなら、さらに魅力ある人となるが、いくら欠点を直しても魅力は増えない。
長所が伸びれば、結果として欠点は次第に目立たなくなる。
本田宗一郎氏が言う、「得手に帆をあげて」だ。
得意技を磨けば、さらに追い風が吹く。
よい所や長所をさらに磨き、魅力あふれる人や店でありたい。 |
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