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2011.8.28

宇宙飛行士の面接試験

『宇宙飛行士選抜試験』の中から、心に響く言葉より…

日本の航空宇宙分野での研究開発を担う、独立行政法人・日本宇宙航空研究開発機構JAXA(じゃくさ)。
そのJAXAが2008年に行った発表に、日本中にいる多くの人たちが心を躍らせた。

『ISS(国際宇宙ステーション)長期滞在に対応可能な日本人宇宙飛行士の候補者を新規に募集・選抜する』
JAXAは、日本の有人宇宙開発を一手に担ってきた。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の協力を得て、スペースシャトルにこれまで、
7人の日本人宇宙飛行士を乗り組ませてきた。

応募動機は様々だ。
ただ、共通していたのは、どんなに歳を取っても、
「宇宙に行きたい」という幼いころからの夢を、あきらめきれない者たちだったことだ。

宇宙飛行士の選抜試験。
まず963人の応募者は、志願書や経歴書に加えて、健康診断などの提出が求められた。

そして、最初の書類選考と英語の筆記・ヒヤリング試験で、4分の1以下の230人に絞られた。
続いて、230人を対象に、一次試験が行われた。
さらに精細な医学検査と、心理、精神面の検査が重点的に行われた。
数学、物理、化学、生物、地学の5科目を含め、一般教養や科学の専門知識の筆記テストも行われた。
こうした試験を経て、応募者は48人まで絞り込まれた。
残った48人から、最終選抜試験に進む候補者の10人を選ぶ第2次選抜試験が、一週間かけて行われた。

応募者たちはここで初めて面接試験となった。
では一体どのような質問がなされたのか?

『あなたは宴会の幹事をしたことがありますか?』

仲間の意見を募り、それをまとめ上げる「リーダーシップ」と、人をもてなしたり、
楽しませたりするための「コミュニケーション能力」を審査するための質問だ。

就職したての社会人なら、先輩に「宴会の幹事ほど重要な仕事はない!」と口酸っぱく言われる
ものだが、これは宇宙でも同じである。

宴会の幹事は、基本的に「明るく」「楽天的な」性格でないとうまくこなせない。
忘年会や新年会、歓送迎会など、重要な宴会になればなおさらだ。

宇宙飛行士の場合、世界各国の仲間たちと半年間、宇宙で共同生活を送らなければならない。
そうした中、暗くて人づきあいの悪い人間だと、周りも滅入ってしまい、
チーム全体の士気やパフォーマンスにも影響が出てしまう。

宴会で求められるのは、新しいことを率先して計画する力と、
周りを楽しませることを自らも楽しめるようなパーソナリティだ。
そして、これらは、まさに宇宙飛行士にも不可欠な資質なのである。

『宇宙飛行士選抜試験』(大鐘良一・小原健右)光文社新書


アメリカの宇宙船スペースシャトルは、この7月に30年間にわたる歴史に幕を閉じた。
今後は当分の間、有人宇宙船はロシアのソユーズのみになるという。

まさか、宇宙飛行士の面接試験に、「宴会の幹事をしたことがあるか否か」が出るとは…
しかし、宴会に限らず、パーティー、誕生会などの幹事をやってみればわかるが、多くの人を
楽しませ、喜ばせるための気遣いや、気苦労は並大抵ではない。

そして、楽しい宴会やパーティーにはサプライズがつきものだ。
どうやって、驚いてもらうか、笑ってもらうか、楽しんでもらうか、等を微に入り細に入り企画をする。

そこには、将棋の何十手先を読むような、読みや予測能力も必要だし、
誰を呼ぶか、誰と誰が合うのか合わないのか、といった対人関係の能力も必要だ。

特に、人のおもてなしは細部が大事だ。
偉大な経営者は、この細部にうるさかった。

松下幸之助翁は、わざわざ、式典会場に早めにいき、全部の椅子に座って、
見える角度と座りごこちを点検したという。

人を喜ばせるための気配りとおもてなしの心は、誰もが身につけたい大切な資質。



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