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2011.8.21

欧米を真似た愚行

伊集院静氏の心に響く言葉より…

作家という仕事には祝日も、盆も正月もない。
ただ書くだけだ。

…少し休みが多すぎないか。

不況、不況って騒いでいるのなら、“私共、休み返上して働きます”
と世間なり国にむかって宣言する会社や地域があってもいいんじゃないか。

私は週休二日制になったあたりから
日本の経済や日本人の労働に対する考え方に歪みが出始めたと思っている。

欧米を真似ての失敗例のひとつではないか。
今の欧米の現状を見るがいい。
“ゆとり”なんて言うが大人の男にとって休み時間を長く与えただけで余裕が身につくとはとても思えない。

ゆとりで言うなら“ゆとり教育”がそうである。
子供が学校に行って教科書一冊を満足に修業できなくて何が教育だ。
国家を見るには教育を見よ。
国家の未来を計りたくば、その国の子供たちの教育を見よ。
つまり教科書はその国の物差しでもあった。
それが教科書の三分の二程度教えて、あとは時間がない?
馬鹿も休み休みに言いなさい。

“鉄は熱いうちに打て”と先達は言った。
私は真実だと思う。
人間の能力は磨く以前に打つことが大切だ。

週休二日で修行の職人までが休みはじめた。
体得するのに何年もかかるものが七日の間に二日も途切れては何も覚えられない。
しかし年季が来れば一人前と扱われ、当人までがそう思い込む。

客は客で、海外のタイヤ屋が選んだ味覚をもてはやし、
料理評論家なるパチモン(関西でいう贋物でんな)が賞賛し、田舎者がこぞって押しかける。
味もへったくれもない。
ここにも欧米を真似た愚行がある。

『大人の流儀』講談社


学校の教育も、職人の修行もそうだが、多くの人は、いかに、回り道しないで、
手っ取り早くおぼえる方法はないか、と探してしまう。

しかし、実際には、コツコツと愚直に時間をかけ、失敗を繰り返し、
努力し続けることしか、体に沁(し)みこませる方法はない。

「たくさん食べてやせる方法」とか、「勉強しないでトップになる方法」のように、夢のごとき処方箋などない。

人の倍(ばい)上手になろうと思ったら、倍の時間練習し、人の倍成功したかったら、
人の2倍も3倍も努力するしかないからだ。

資源がない日本。
先人達は、何もない国だからこそ、「教育が大事」と、それしか外国に伍して戦える術がないと、
教育を重視してきた。
また、同時に、たとえ働きバチと言われようと、休まず、長時間働き続けることこそが、
日本が唯一生き残る方法、と考えた。

かつて日本がバブルの頃、会社も経済も栄えたが、今もなお多くの日本人は、
その残滓(ざんし)を引きずって生きているように見える。

しかし、デリバティブという濡れ手にアワの商法が崩壊し、借金まみれの財政も破綻しつつある現在、
日本も世界も大きな転換期にあるのは事実だ。

日本人は、少し驕(おご)ってしまったのかもしれない。

今もなお、「欧米を真似た愚行」が続いている…
我々は、もう一度初心に返り、愚直に努力することの大切さを再確認したい。



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