2011.8.15 |
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イヤなほうから幸運の矢が飛んでくる |
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萩本欽一氏の心に響く言葉より…
ある日、坂上二郎さんから電話がかかってきた。
「もうみんなコンビになっちゃって、今、浅草に残ってるのは欽ちゃんと俺くらいしかいないよ」って。
じつは当時、一番コンビを組みたくなかったのが、二郎さんだったんです。
なんで二郎さんが来たんだろう?って。
一番来て欲しくない人、一番イヤだなっていうところから来たんだから。
僕にとって、イヤだと思うところから来たものに運があるっていうのは、考えてみたら、
ここからはじまってるんですね。
二郎さんの何がいやかというと、笑いにしつこいんですよ。
だから、決して二郎さんという人が嫌いということじゃないの。
しつこいというのは、べつの言葉で言うと、おかしいんですよ。
うまいからイヤなんだよね。
だから、人生にはたくさんイヤがあったほうがいい。
みんな、いいことばっかり探しすぎだよ。
もっとたくさんイヤがないと。
イヤなほうから幸運の矢というのは飛んでくる。
イヤなところにこそ、運があるんですよ。
二郎さんは55号をはじめるまで、浅草で15年苦労してるんです。
15年も苦労してる芸人さんなんて、その当時でもいなかったですよ。
どんなに長くかかっても、みんな10年くらいで有名になっていきましたもん。
ためにためこんだその運を、二郎さんが55号に持ってきてくれたんです。
『人生にはチャンスが三度ある』ビジネス社
人は、いいことが起こることを望むのは当たり前で、
悪いことや、イヤなことが起こることを期待する人など誰もいない。
だが現実は、生まれてから死ぬまでの間、いいことばかりが続く人は、この世には皆無だ。
誰の人生にも、山もあれば谷もある。
不運や不幸の後は、必ず幸運や幸せがやってくるということだ。
大事なことは、不運なこと、イヤなことが起きた時の対処法。
イヤなことを嫌えば嫌うほど、イヤなことが続けて起こるのが「引き寄せの法則」だ。
イヤことが起きたら、「ああ、そろそろいいことが起きるぞ!」と、不平や不満、愚痴を言わず、
淡々と努力を重ねるなら、必ず幸運はやってくる。
イヤなことが起きれば起きるほど、そこには運がたまっている。
「イヤなほうから幸運の矢が飛んでくる」
イヤなことを嫌わず、ニッコリ笑って受け止めたい。 |
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