2011.8.14 |
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幅広い人になるために |
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小林正観氏の心に響く言葉より…
「一年でどれくらい本を読みますか」と質問すると、ほとんど読まないという答えが返ってきます。
そして、「これだけは他の人より詳しくて、何時間でも話ができるという分野はありますか」という
問いにも、「ありません」という答えがほとんどです。
幅広い人になるために必要なことが3つあります。
それは、「本をたくさん読むこと」「人の話を聞くこと」「旅に出ること」です。
いろいろな本を読み、情報がある一定量を超えると、頭の中で情報と情報が結合して、
新しい情報を生み落としてくれます。
情報には「絶対的な必要量」があり、あるところを超えると有機的に結合され、あふれ出していきます。
そうすると、いろいろなことがわかってきて面白くなります。
人と会うときには、自分が話をするのではなく、相手がどんな世界に生きて、
どういうことをやってきたかを聞くと、どんどん情報が入ってくるでしょう。
面白いことをたくさん知っていて、さらに口から出る言葉が、
「こんな楽しいことがあった」「面白い本読んだ」など、聞いていてワクワクするような内容なら、
その人と一緒にいることが楽しくなります。
楽しい話だけしていると、自分の周りに明るい人が集まってきて、惚れられるようになります。
特定の誰かを追い求めるのではなく、追いかけられるような人になるのが近道です。
『日々の暮らしを楽にする』Gakken
これは、小林正観さんが、女性で「いつも片思い」「相手がなかなかできない」
という質問をする人に対して言った言葉だ。
しかし、これは女性だけでなく、男性でも、誰に対しても同じことが言える。
誰かと会っていて楽しい人は、「話題が豊富」「面白いことを言う」「明るい」「話をよく聞いてくれる」
という、一緒にいてワクワクする人だ。
そして、楽しい人は、たとえ話が上手な人。
たとえ話が上手な人は、難しいことをやさしく説明ができる人であり、
物事を本当に理解している、知識と経験が豊富な人。
毒舌を吐き、悪口や人を非難ばかりする人は、会っていると暗くなる。
そんな人は、やがては、人がよりつかなくなる。
男女を問わず、追いかけられる人は、人を引き付ける何か魅力を持っている。
「本をたくさん読むこと」「人の話を聞くこと」「旅に出ること」を身につけ、幅広い人、
懐(ふところ)が深い魅力あふれる人になりたい。 |
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