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2011.8.10

提供する価値を変えること

船井研究所の五十棲剛史(いそずみたけし)氏の心に響く言葉より…

衰退産業なのにお客さまが殺到する“そろばん塾”「イシド」があります。

そろばん塾は最盛期に比べると、その市場が約14分の1になってしまった超衰退産業です。

石戸社長が生き残りに、選んだ手は、異業種のセミナーに通うことでした。
多種多様な人たちと出会う中で、新しい考え方を経営に取り入れていくのです。

そうした中で、一番学んだことは、これまでのそろばんが提供してきた価値(計算する)ではなく、
別の価値を提供しなくてはいけいないということだったのです。

石戸社長がまず最初に出会ったのが、イメージトレーニング法でした。
そろばん塾を、単にそろばんを習う場として捉えない、ということです。
提供する価値を変えることをスタートさせたわけです。

その中で、そろばん学習は記憶力、集中力という
子どもの能力開発の最も有効なツールであることに気がついたのです。
たしかに学ぶのはそろばんや暗算ですが、そろばんや暗算を学ぼう、というアプローチにはしない。
能力を開発しよう、右脳を開発しよう、といううたい方をする。

単にそろばんの技術を教えるだけではなく、
「子どもの能力開発」「暗算力アップ」「記憶力、集中力アップ」などをツールにしていこうと。
そしてこの新しい価値を現代的な効果として親たちにアピールしたわけです。

イシドでユニークなのは、従来の生徒のターゲットから別のターゲットへと変化させたことです。
そろばん塾といえば、小学校低学年から中学年で始めるイメージがありますが、イシドは違うのです。
幼稚園生や小学校一年生にターゲットを絞ったのです。

こうした取組みはやがて、読上暗算小学生日本一、読上算小学生日本一、
などの数々の実績を残すようになります。

独自性とは、他社が簡単にマネができないレベルの商品やサービスです。
差別化されているといったレベルではダメ。
もっと突き抜けたレベルの商品やサービスを持っている。
マネできそうだけど、できない。
「独自性」をそこにまで発展させることができるかどうか、が今は問われているのです。

『グレートカンパニーの作り方』徳間書店


衰退する業界にあっても、提供する商品の価値や、切り口を変えて、成長している会社は多くある。

街の銭湯は衰退したが、新たにスーパー銭湯として、レジャーや癒しの要素を付け加え、復活している。
映画館は、シネコンになり、喫茶店は、カフェやドトール、スターバックスとなって成長している。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版によると、
「これから衰退しつつある10の産業のうちで、最大のものは、
携帯電話とインターネットにとって替わられた固定電話だ。
またインターネットやデジタルメディアが支配的になったことで、
新聞発行、レコード店、ビデオレンタルなどの企業が斜陽になっている。
またデジタルカメラの普及により、写真現像も衰退産業トップ10に入っている」という。

インターネットという、大きな流れによって変わったことは多くある。
あらゆる業種業態が多かれ少なかれ、その影響を受け、そこにまた栄枯盛衰が起こる。

今や、どの産業でも、生き残りをかけた大きな変革が必要だ。
そのためには、他業界では当たり前でも、その業界にとっては全く新しいことを付け加えること。

いつの世も、新たな価値を提供した者だけが生き残る。



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