2011.8.9 |
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絶望との接し方 |
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石原慎太郎氏の心に響く言葉より…
受験の失敗、失恋、左遷、病、事故…、その人によって原因は異なるが、
長い人生、一度や二度は誰もが絶望の淵を経験するものである。
人生に絶望すること自体は、誰もが経験することなのだ。
問題はその接し方にある。
現実を直視して明日への希望を育もうとする者もいれば、
その絶望から逃避することだけに終始してしまう者もいる。
絶望とは何か、人生にとってどんな意味があるのか、我々はその意味を知らなければならい。
■徳川家康
人の一生は、重き荷を負うて遠き道をゆくがごとし。
いそぐべからず。
不自由を常とおもへば、不足なし。
■早乙女貢「風雲児列伝」
家康の敗北の生かし方とは、次の機会までの力の蓄積の期間に転じることであった。
ここに、負けて勝つ秘法がある。
柔よく剛を制するのである。
■山川静夫
画家として認めれられている人が、文章がうまい、ということがよくあるでしょう。
何かひとつのことで抜きんでると、ほかのこともよくなる。
自分の見方ができますからね。
話すことでも同じです。
そのためには、どんなことでもいい、これなら人に負けないというものを作ることです。
料理でも、俳句を作ることでも。
大切なのは長く続けること。
10年、20年と続けてゆけば、つかめるものがあるはずです。
『人の心を動かす「名言」』KKロングセラーズ
誰しも、生きていく上においては、失敗もあれば挫折もある。
そこで、逃げたり、諦めてしまうのか、あるいは、泣きながらでも立ち向かっていくのか。
何も正面から立ち向かうのだけがいいのではない。
新たな風が吹くまで、じっと実力を磨き、待ち続けるのもひとつの方法だ。
ヘロヘロになりがらでも、諦めずに、とにかく半歩でも前に進もうとする人には、いつか日の当るときがくる。
焦(あせ)ったり、急ぐことは禁物だ。
絶望を経験したとき、その接し方で人生は決まる。
あきらめずに、10年、20年と、何か一つことを続けることは、人生好転への道となる。 |
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