2011.6.2 |
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義理と人情 |
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斉藤一人さんの心に響く言葉より…
世の中には成功するためには絶対に必要な“バランスの法則”というのがあるの。
たとえば、お金がないころ、
近所の定食屋でそこのおばちゃんが内緒で1個コロッケをおまけにつけてくれていたら、
たとえ自分が総理大臣になっても、近くに行ったときには、そこの定食屋にごはん食べに行くんだよ。
こういうのが、本当の“筋をとおす”ってことなんだよ。
あなたは筋のとおったところがありますか?
一つでも持っていますか?
人生って“バランス”なんだよ。
キリンビールの社長にすごいお世話になったのに、違うビール飲んで乾杯してたら、カッコ悪いだろう。
自分がお世話になった人に、自分のできることをする。
そんな自分ができることもしなくて、成功しようなんて、とんでもないよ。
おれの知り合いの社長がね。
若いときに東京に出て、泊まるところがなくて、何日か野宿したんだって。
冬の寒い日でね。
そのとき一人のホームレスの人が、温かい缶コーヒーをくれたんだって。
すごくうれしかったんだって。
それでね、いまだに東京に来ると、その人がいるんじゃないかと思って、
温かい缶コーヒーを買ってはホームレスの人たちに配ってるんだよ。
すごいカッコいいだろう。
それが、『あっちの定食屋のほうがちょっと安い』とか、義理人情を忘れたことをしていませんか。
自分がお世話になったことを忘れたらダメ。
一本筋がとおったものがないと、人生コロコロ流されちゃうんだよ。
世話になるのは恥ずかしくない。
世話になったことを忘れることが恥ずかしいんだ。
困っていることが恥ずかしいんじゃない。
困ったとき助けてくれた人が、必ずいるはずなの。
その助けてくれた人のことを忘れることが恥ずかしいんだ。
『斉藤一人 すべてがうまくいくコツ』《宮本真由美著》PHP研究所
斉藤一人さんの会社「まるかん」の商品のラベルには、「日本漢方研究所GN1」と書いてある。
「GN1」とは、「義理と人情がいちばん」、という意味だという。
これは創業当時から、斉藤一人さんが大切にしてきたことだからだそうだ。
義理と人情というと、いかにも古めかしい言葉のように感じられる。
まるで、仁侠映画のセリフと思う人もいるかもしれない。
日本のメンタルトレーニングの第一人者、西田文郎先生が提唱する
「六方拝」もこの「義理と人情」と同じことだ。
六方拝とは、東西南北、天と地に向かって、感謝することだが、
先祖、家族、人生の師匠、友人知人、そして、天のはからいと、地のめぐみに毎日感謝する。
六方拝は、もともとはお釈迦さまの教え。
この感謝を忘れない心が、謙虚な気持ちにつながり、生かされていることを実感する。
人は、自分ひとりで生きているわけではないということだ。
「かけた情けは水に流し 受けた恩は石に刻む」という言葉がある。
一本筋のとおった、義理と人情に篤(あつ)い人でありたい。 |
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