2011.5.24 |
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毅然として生きる |
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西田文郎先生の心に響く言葉より…
最強のビジネスパーソンに必要なことは何かといったら、その大前提に、
“他者に操られない人間”ということがあります。
協調性などといって、人と合わせようとする人が少なくありませんが、
そのように、「いい人」で生きていると、「これを言ったら相手が離れていってしまう」とか、
「二度とパートナーとして選んでもらえない」といった不安がつきないものです。
しかし、「いい人」ではなく、他者に操られる隙を与えない「毅然(きぜん)とした人」「強い人」という
イメージデザインを作って、それをきっちり保っていると、これまでの不安は嘘のように消えてしまいます。
どういうことが起きるかというと、いわゆる、レベルの低い人たちは、
あなたを傷つけないように処理するようになります。
具体的には、おろそかな言動をとらなくなり、気を使うようになるのです。
また、レベルの高い人たちからは、一目置かれるようになります。
世の中には、本当は優秀なのに優秀だと評判にならない人がいて、
そのような人は、世の中でいちばんツイていない人間です。
しかし、このイメージデザインをとおしていったら、その最悪のウラ目をひっくり返して、
ツイている人間になることができるのです。
女性の基本的なイメージデザインは、最初は敷居を高くして、
「こいつ、普通の女とどこか違うぞ」と思わせることです。
そのように思わせるのが何かと言えば、それは、「品性と品格」です。
「品性と品格」がある人には、どんな人でも自然と敬意を払います。
そして、品性と品格を磨くにはマナーが必要です。
つまり女性は、
どこに出てもどんな人と会っても恥ずかしくない最高のマナーを身につけることが重要なのです。
『ウラ目の法則』徳間書店
真の大人として扱われたいのなら、男性も、女性も、一旦事あるときには、
毅然とした態度でのぞみ、外見は優しそうでも、芯が強いことが必要だ。
毅然とした人というと、冷たいとか、情がないと思われがちだが、
それは自律した人であり、成熟した大人に他ならない。
いつもニコニコして優しそうな実力者と会った場合、多くの未熟な者が失敗するパターンがある。
最初は礼儀を守って話をしていても、だんだんと話すうちに相手と親しくなったと錯覚し、
そのうちにタメグチになったりして、相手に敬意を払わなくなってしまうような場合だ。
こんな場合は、虎の尾を踏んでしまい、怒りをかうことにもなる。
毅然とした態度とは、日本古来の「武士道」の精神でもある。
自分で自分を厳しく律する心であり、正義や、勇気や名誉を重んじ、
卑怯を憎む心であり、惻隠の情でもある。
男性も女性も、品性と品格を磨き、どんな人と会っても恥ずかしくない人でありたい。 |
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