2011.5.18 |
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チャンスや運は、人が運んでくれる |
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中島薫氏の心に響く言葉より…
チャンスや運というものは、結局人が運んでくれるものです。
ですから、物理的というか統計的にいって、
いろいろな人やいろいろなものに出会う機会が多ければ多いほど、
それだけチャンスや運は多く訪れますし、自分の目の前の道も大きく開けていくというものです。
だいぶ前のことですが、
黒柳徹子さんが『徹子の部屋』という番組の中でこんなことを話しているのを聞いたことがあります。
「いろんな職業の選択がありますが、一流になった人の98%は、
自分でこの道に入るんだと決めていた人じゃないんですね。
人のつながりや流れなどで、ある人に『やってみれば』とすすめられたことを、
最初はこわごわとやっているうちに、だんだんおもしろくなってきて、
そのうち一生懸命にやるようになった。
そういう人がほとんどだそうです」
そのときのゲストの俳優が、「人にすすめられて芸能界に入った」と告げたときに、
彼女が返した言葉がこれでした。
確かに、サッカーの三浦知良選手にしても「お兄ちゃんがやっていたから、一緒にやるようになった」
と言っていますし、体操の畠田好章選手もおなじように お兄さんがやっているのをみて始めたそうです。
自分にどういう資質や才能があるのか、どういうことで成功するのか、
それはいろいろなものや人の出会いからわかってくるのです。
ちょうど、赤ちゃんが毎日いろいろなものを見、音を聞き、さわり、感じることによって、
脳の中のニューロンが発達していくように、私たちの可能性も、
毎日の様々な出会いから大きくなっていくのです。
ですから、できるだけいろいろなことに興味をもって、いろいろな人やものに出会い、
可能性のニューロンを育てていったほうがいいのです。
『始めるのに遅すぎることなんかない!』サンマーク出版
『実は自分を知り自力を尽くすほど難しいことはない。
自分がどういう素質能力を天から与えられておるか、
それを称して「命」と言う。
それを知るのが命を知る、「知命」である』
《安岡正篤 一日一言》致知出版より
自分の才能、能力を知ることが知命。
命を知るためには、たくさんの出会いが必要だ。
その出会いこそが、「運」であり、チャンスでもある。
一流になった人のほとんどは、人にすすめられて、その業界や会社に入ったという。
チャンスや運は、人が運んでくれるもの。
人のすすめに逆らわず、素直に流れのまま生きてみたい。 |
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