2011.4.4 |
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ピンチのときの応援団 |
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本田健氏の、ピンチをチャンスに変える質問とは…
【自分のことを応援してくれる人は?】
あなたが、もし今ピンチに陥っていたとしたら、
それは、もっと人間的に成長するステージに来ているからです。
「問題はすべて解決策と共にやってくる」ことを、あるメンターから教わりました。
それと同じときに、「ピンチは、必ず新しい人との出会いを持ってきてくれる」ということも教わりました。
ピンチになると、誰かに助けてもらわなければいけません。
助けてくれる相手は、もうすでにあなたが知っている人かもしれませんし、まったく新しい人かもしれません。
私は神戸出身ですが、阪神・淡路大震災のときの話を親戚や友人からよく聞かされます。
たとえば、ある人は、ご近所さんと長年つき合いがなく、
それまではどんな人が住んでいるのかもまったく知りませんでした。
しかし、地震がきっかけで、援助物資を持ち寄ったり、
助けあったりするうちに、親戚のようなつき合いになったそうです。
あなたが何かをやろうと決めたとき、ほぼ間違いなく逆風が吹きます。
それは、あなたを飛び立たせるために吹く風です。
向かい風を応援として受け取れるかどうかが、あなたの成功の鍵を握ります。
あなたを応援してくれる人、助けてくれる人は、誰でしょう?
彼らは、必ずしもあなたの望むような形で風を送ってくれていないかもしれません。
でも、風を送ってくれているだけで、それは応援なのです。
向かい風も、追い風も、どちらも応援として受け取る感性が大切です。
他に、本田氏の元気が出てくる自分への質問は…
【この状態で感謝できることは?】
【尊敬する人なら、どういう行動に出るだろう?】
『ピンチをチャンスに変える51の質問』大和書房
ピンチのときは、必ず逆風が吹いている。
追い風のときは、誰だってうまくいく。
にっちもさっちもいかなくなり、もうだめだ、と思ったとき、自分にふっと尋ねてみる。
こんなひどい状態でも、「自分のことを応援してくれる人は?」、と。
四面楚歌(しめんそか)で、誰も応援してくれる人なんかいない、と思うときでも、きっと誰かいるはず。
それは、家族だったり、友だったり、親戚だったり、もしかしたら、名も知らぬ人かもしれない。
そして、心に響く歌も、ブログやメルマガのメッセージも、
有名無名の人たちの元気付ける言葉も、声を限りの応援だ。
ピンチになるか、チャンスになるかは、自分への質問の仕方で、決まる。
希望を引き出すか、絶望に誘導するか。
いい質問は、心を軽くする。
大震災からちょうど4週間目。
応援する方も、される方も、みんなそろそろエネルギーの切れる頃。
だからこそ今、応援団も、サポーターも、チアガールも、もう一度元気をふりしぼり、
被災地の方々、自衛隊、警察、消防隊、海上保安庁、そして原発の作業員の方々に、
心からの拍手とエールを送りたい。
ピンチの人には、いつだって、応援団がついている。 |
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