2011.3.25 |
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真の友を知る |
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古代ローマの政治家・キケロの心に響く言葉より…
『艱難(かんなん)にあって初めて真の友を知る』
(マルクス・トゥッリウス・キケロ)
苦しみのどん底にあるとき、そっと手を差し伸べてくれるのが真の友。
親日国家の台湾が、日本で起きた地震に対してチャリティー番組を行ったという。
チャリティー番組では義援金の募金が呼びかけられ、その金額はあっというまに20億円に達すると、
数日後にはその倍額、40億円を突破した。
台湾は親日国家で、近隣国家であることからも親身になって心配してくれているということもあるが、
台湾の総人口は2000万人、この短期間でこれだけの金額が集まるのはとにかく異例のことで、
日本に暮らす私たちにとって、涙が出るくらい嬉しい話だ。
番組には、日本にもなじみのある歌手のジュディ・オングさんやビビアン・スーさん、
そして元サッカー日本代表の中田英寿さんもゲストで登場するなどして、盛り上げた。
また馬英九総統も番組に参加し、自らも20万台湾ドルを寄付し、「日本の友人を助けよう」と呼びかけた。
隣国の愛に触れ、復興への勇気が沸々と湧く。
『スポットライトJapan』(3月24日)より
城山三郎氏は、
「井戸を掘っているときは助けにもきてくれなかったくせに、
水が出たとなると、わっと寄ってくる」という。
晴れた日の友もあれば
雲った日の友
雨の日の友
嵐のときの友もある。
真の友は、大きな嵐であればあるほど、見捨てずに、助けてくれる。
困ったときほど支えてくれる。
誰が真の友か…
人の値打ちは、非常時にわかる。
百の美辞麗句(びじれいく)より、ひとつの真実の行動だ。 |
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