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2011.3.4

寅さんの答え

物理学者の志村史夫(ふみお)教授の心に響く言葉より…

妹さくらの一人息子の満男は成長するにつれて、青春時代の「常」として、
「人生」についていろいろ悩むが、そんな時、いつも「相談」するのはなんとなく尊敬している寅さんである。
寅さんをなんとなく尊敬している満男の感性は素晴らしい。

ある時、満男は寅さんに「人間はなんのために生きてんのかなあ」という、
「哲学」の根源のような難しい質問をする。
その難しい質問に対する寅さんの答えは圧巻である。

「難しいことを聞くなあ、お前は。
…なんというかな、
あ〜生まれてきてよかった
…そうおもうことが何べんかあるだろう。
そのために生きてんじゃねえか」

あるとき、寅次郎は長崎・五島列島でひょんなきっかけで、
カトリックのおばあさんの最後を看取ったことから墓地で墓穴堀をすることになる。
汗をかき、ぐったりし、海を眺める寅さんは近所のおばさんが差し入れてくれた握り飯を食べる。

一緒に穴を掘った男が、「うめえなあ〜」と唸(うな)と、
寅さんは「ああ、働いた後だからな。
労働者っていうのは、毎日うまいメシを食ってるのかも知れねえなあ、おい」
と晴れ晴れとして、実に幸せそうな顔でいう。
そんなささいな時にでも、人間は「生きていてよかったな」と思えるものである。

一緒に食事をする、あるいは飲む相手次第によって、
同じ「食べ物」「飲み物」「場所」でも、味はおいしくもまずくもなる。
おいしく食べられる、おいしく飲める相手がいること自体が人生の無上の喜びなのである。

『寅さんに学ぶ日本人の「生き方」』扶桑社

「生まれてきてよかった」と思った時はいつ?と、大上段に構えて聞かれると、
果たしてそんな時があっただろうか、と考え込んでしまう。

しかし、夏の暑い日に、外から帰ってきて、冷たい麦茶やビールをグッといっぱいやったときや、
凍えるような寒さの冬に飲んだ、温かい一杯のお茶に、無上の喜びを感じることもある。

思いがけない親切や、人の温かさに触れたとき。
誰も覚えていてくれないと思っていた誕生日を、サプライズで祝ってもらえたとき。
大好きな家族や、友人と一緒に食事ができたとき。

「生まれてきてよかった」と思うことは、案外身近にあるものだ。
そんな素敵なご褒美(ほうび)があるから、我々は失意や絶望の中にあっても、生きていくことができる。

日常にささいな喜びを見つけだし、生きている幸せをかみしめたい。



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