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2011.1.3

人生の7割は運

やなせたかし氏の心に響く言葉より…

つくづく思うんだけど、人生の7割は運です。
努力は1割かなあ。
売れるか売れないかなんてものも、本人の運。
僕も風の吹きようでこうなった。

でも、人生が運で決まるならば、その運に巡りあうようにいろんなことをやらなきゃいかん。
「これはちょっと自分には向かないんじゃないか」なんて考えないで、ただやることです。
やっていくなかで巡りあう「人」がすごく大事なんです。

僕の人生を振り返ってもそう思う。
永六輔に連れられていった舞台美術の仕事で、作曲家のいずみたくと出会った。
そしてテレビの仕事でいずみたくに作曲を頼み、僕が作詞したのが「手のひらを太陽に」という歌です。

「あんぱんまん」を書くきっかけをつくったのだって、やっぱり人との巡りあいだった。

新しい世界に飛び込むことはすごいチャンスなんですよ。
だから、自信がなくとも何でも引き受けたほうがいい。

声をかけられたことは「できない」と断らずに、無理やりにでもやってしまえばいいんです。
やっていくうちに身につくから心配しなくて大丈夫。
大事なのは、どんな仕事でも一生懸命やること。
一生懸命やったことなら、たとえ失敗体験だとしても、後になって全部役立ちます。

全然、縁のなかった絵本を描くことになり、皆が売れないと言っていた「アンパンマン」がヒットする。
何がどうつながっていくかはわからない。
だから流れに身を任せながらも、来た仕事は一生懸命にやる。
ウケるかどうかなんて考えず、自分自身が納得できる作品をつくる。
それしかないんです。

『最高齢プロフェッショナルの教え』徳間書店

やなせたかし氏は1919年生まれの91歳。
現役最高齢の漫画家だ。

70年代のはじめごろの子ども向け番組は、スーパーマンものや仮面ものが流行っていた。
やなせ氏は、その手の番組の主人公が「正義の味方だ」って威張るのが、
どうも嘘臭いと感じ、「本当に正義の味方なんだったら、ひもじい人を助けるのがまず先だろう」、
という思いがあったという。

そして、54歳のときに子ども向けの絵本としてできあがったのが「あんぱんまん」。
最初は編集者からはもうこんなくだらないものは書かないでください、と言われたそうだ。
しかし、なんと、60歳近くなって、アニメ番組の「それいけ!アンパンマン」が大ヒットした。

人生の7割は運だという。
運は「運(はこ)ぶ」と読むが、運を運(はこ)んでくれるのは人だ。

哲学者、森信三先生の有名な言葉がある。
「人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず」
しかし、その後に続けて、「内に求める心なくんば、ついにその縁は生じざるべし」

出会うべき人には必ず出会えるという。
だが、それを求める心や、努力がなければ、縁は永久に生まれない。

ただ口をあけて、ぽかんと待っていても「運」や「縁」は降ってこないのだ。
自ら新しいことにチャレンジし、飛び込むこと。

良き運、良き人に巡りあえるよう、一生懸命必死の努力を重ねたい。



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