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2010.12.15

確率ではなく、可能性

医師の鎌田實氏の心に響く言葉より…

大谷貴子さんは1986年、慢性骨髄性白血病と診断された。
何もしなければ、あと3年から5年の命と言われた。
突然の宣告。
慢性骨髄性白血病は、いまでこそ有効な治療法がある。
だが、当時は骨髄移植がほとんど唯一の治療法だった。

血縁者は比較的、適合する確率が高い。
アメリカ人と結婚して海外に住んでいたお姉さんが、急遽帰国した。
でも、検査の結果は非適合。
望みが切れかけた。

両親からの場合は、双方の遺伝子を半分ずつ受け継ぐため、
一致する確立はさらに低く、数%以下と言われている。
他人だと、数百人から数万人に一人にまで低下する。

そうこうしているうちに、本当に「時限爆弾」が爆発した。
白血病の急性転化。
白血病細胞が爆発的に増える状態に陥った。

ここで、奇跡が起こる。
お母さんのHLA型を再検査したところ、適合したのだ。
しかし、大谷さんの病状はかなり悪化していた。
7人の医師団のうち6人が、もう移殖をしても助からないと反対した。
残る一人の医師は、成功する可能性は1%と言った。
絶望的な数字だ。

ご両親は、「そうですか」とだけ言って、うつむいた。
そのときの、お姉さんの言葉がすごい。
意識が朦朧(もうろう)としていた大谷さんに代わって、医師団に大阪弁で、こう言い切ったという。

「1%もあるやん。
ゼロと1なら、1%に賭けてください」

人には大切な一瞬がある。
この一瞬を見過ごさないことだ。
骨髄移植をしなければ100%助からない。
それに比べれば、1%でも助かる可能性があるというのは、大きな差である。

このお姉さんのひと言が、大谷さんの命綱となった。
人生を変えるひと言ってあるんだ。

そして、お母さんからの骨髄移植は奇跡的に成功した。
退院すると、大谷さんは「もらった命」で骨髄バンク創設のため必死で署名運動に取り組んだ。
気がつけば、集まった署名の数は120万を越えていた。

「1%もあるやん」と思えたら、どんなピンチだって突破できるような気がしてくる。
いい言葉だ。

『人は一瞬で変われる』集英社

絶体絶命のピンチのとき、もう駄目だとあきらめてしまう人と、
他にできる可能性がないかを必死で探す人がいる。
しかしさすがに、成功の可能性は1%の確率、と言われればたいていの人はヘコむ。

言葉の使い方は大事だ。
「コップには、これだけしか水が残っていない」というのか、
「コップには、これだけ水が残っている」というのか。

「こんなにやらなければ、終わらない」というのか、
「これだけやってしまえば、終わる」というのか。

人生は見方ひとつ、考え方ひとつで決まる。
あるものを数えるか、失ってしまったものを数えるかでもある。
今あるものを数えれば、ありがたいと思い、なくなってしまったものを数えれば不満や愚痴が出る。

どんな最悪の状態になっても、あきらめてはいけない。
針の先ほどでも可能性があるのなら、人生は挑戦に値する。

大事なことは、「確率」ではなく「可能性」なのだから。



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