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2010.11.18

叱(しか)る覚悟

歌手の和田アキ子さんの心に響く言葉より…

18歳でデビューして、はじめて美空ひばりさんにお目にかかったときは緊張しました。
叱(しか)られたわけじゃない。
何か言われたわけでもない。
「今度デビューしました和田アキ子です」と挨拶したら、ひと言「あっ、そう」。
それだけなんですが、震えがきました。
存在そのものが大きい人、そこにいるだけで身のすくむような人。
いまの芸能界には、そんな特別なオーラを放つ人は少なくなりました。

芸能界だけじゃない。
世の中全体からそんな人がいなくなってしまった気がします。
代わりにふえたのが、“いい人”です。
人との摩擦を嫌うから、あえて人に文句を言ってムカつかれたり、嫌われたりしたくない。

お相撲の朝青龍関の問題にしてもそうです。
彼は当時27歳だったけど、“叱れるおとな”がいないまま育ってしまったのかなと思う。
個人的な意見ですが、ケガを理由に巡業を休んでおいてサッカーして遊ぶなんて、
あれは完全な職場放棄です。

考えてみたんです。
もし私が二十二年間続けている生放送の『アッコにおまかせ!』
を休んで、ゴルフをしていたとかパチンコへ行っていたなんてことがあったらどうなるのか?
絶対に許されることじゃありません。

彼も苦労してきたと思います。
十代で言葉も文化も違う異国へやってきて、厳しい稽古(けいこ)に耐えて横綱にまでなったのですから。
それはほんとうに立派だと思う。
けれど、だからすべてが許されるのかといえば、そうじゃない。
やはり職場放棄をしてしまったのはルール違反。

これまでも彼はいろいろな問題を起こして、バッシングされたことがありました。
それは一度ならず何度もです。
そんな経緯を見ていると、どうも「ルールを破ったときには、
ちゃんと自覚させる、償(つぐな)わせる」というおとなが彼の周りにはいなかったような気がします。
要するに親方を含めて、だれも二十代の若者を叱れなかった。

『おとなの叱り方』PHP新書

人を育てるのに、怒ったり、怒鳴ったり、咎(とが)めたりすることは、あまりいい方法ではない。
しかし、そのことを考えるあまり、まっとうな注意までしない大人が多くなってしまった。

例えば、交差点に飛び出そうとした子供がいたとする。
その子供に対しては、「危ない!飛び出すな!」
と絶叫しながら大声で叱り、注意するのは当たり前のことだ。

生死にかかわるような危険な行為や、その人の人生に大きな瑕(キズ)がついてしまうかもしれない
ルール破りに対しては、あらん限りのパワーで叱る必要がある。
それこそが、良識ある大人やリーダーの役割である。

“いい人”でありたいため、葛藤(かっとう)を拒否するのは成熟した大人ではない。
葛藤とは、人との対立や、意見の食い違い。
注意をすれば、嫌われるかもしれない。

まっとうな大人をつくるため、時には叱る覚悟も必要だ。



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