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2010.11.12

確信に満ちた人

絵本作家の佐野洋子さんの心に響く言葉より…

どうして絵本を描くようになったのか、と聞かれる事がある。
聞かれるたびに、へどもどする。
何でそんなことが重大なことなのだろう。

自分のお子様のためにお描きになるのですかと聞かれることもある。
聞く人はどうも、そうに違いないと思い込んでいるらしいのがありありとわかるから、
私はむらむらとなりそんなこと考えたこともないとか、
違いますとか言うと、相手は困ったような顔になる。

どうだ、困ったかと私は思って気持ちがいいが、
私は自分で本当のことを伝えたいと思ったのではなく、むらむらしただけのことなのである。

私は、他人に関して言えば、確信に満ちている人が、一番嫌いである。
確信に満ちている人と話すことくらい、退屈であほらしい事ない。
好きにすれば、あんたの思うように、一人でやればいい。

確信に満ちている人は、確信しているもの以外のことを、吟味したり、迷ったりすると困るらしいのである。
前言をひるがえしたり絶対にしないから、目付き、顔付き歩き方まで、ひるがえさないものになって行く。
そういうの見ていても嫌なものである。
私はね。

とんでもないもんが飛び出して来ることがない。
とんでもないものを飛び出させないようにするのが、確信への道である。

しかし、私はとんでもないものが、とんでもない時に、にょろりか、ぽとんか、
ガラガラとか、ドカンとか出て来なかったら、生きているのつまらない、本当につまんないと私は思う。

『ふつうがえらい』新潮文庫

「100万回生きたねこ」で有名な絵本作家の佐野洋子さんは、名エッセイストでもあった。

あまりよく話をしたことがない人に、「あなたはこう思っているんでしょ」とか
「あなたの考えはわかる」とか、言われると、反発したくなるときがある。
決め付けられたような気がするからだ。

いくら自分で確信していたことがあったとしても、それを人に押し付けてはいけない。
人には誰でもそれぞれ自分の考えがあり、アプローチの仕方も違うし、生き方のテンポも違う。

絶対に正しいことはないし、決まった運命もない。

人生は、おもちゃ箱のようなもので、何が出てくるかは誰もわからない。
だからこそ、面白いし、生きる甲斐もある。

人は確信に満ちているときは、他人の話はあまり聞かない。
偉そうになってしまったり、何かにとり憑(つ)かれているときは、人の気持は考えないからだ。

何事も決め付けるのではなく、もっと柔らかく、温かく、人の気持を受け止められる人でありたい。



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