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2010.11.6

運をよくするには、しけた顔をやめること

観相学の藤木相元氏の心に響く言葉より…

悩める人たちに共通してアドバイスしていることがあります。
それは、「そんな“しけた顔”はおやめなさい!」ということです。
「しけた」は漢字で「湿気た」と書きます。

ですから、文字通りの意味は「しめった顔」ということですが、私がいう「しけた顔」とは、
パッと見たところ血色が悪くて色艶もなく、顔全体の筋肉がだらりと垂れ下がっていかにも元気がなく、
パーツのどこもかしこも輝きを失っている、そういう顔です。

人間、しけた顔をしていると、せっかく立派な眉や目、鼻、口、耳を持っていても、それは宝の持ち腐れ。
自分の頭の中にある運を引き出すことはできません。

では、どうすれば、しけた顔を直せるでしょうか。
それはさほど、難しいことではありません。
とにかく一日に何度も感動すればいいのです。

どんなに些細(ささい)なことでもかまいません。
というより、些細な出来事にこそ、感動してください。
そうすれば、喜怒哀楽の感情がそのまま、顔の表情に出ます。

感情が動くということは、脳が生き生きと働いている証拠です。
それが毛細血管を活性化し、顔に赤味と艶(つや)をもたらすのです。

『運を呼び込む成功顔になりなさい』かんき出版

「人は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければならない」とはリンカーンの言葉だ。

観相学とは、顔立ちや表情から、その人の性格や気質を知ろうとする学問だが、
我々素人であっても、顔をみればだいたいのことは分かる。

年齢を重ねてとてもいい顔をしている人だなと思う人もいれば、
顔に険(けん)があり、性格もひねくれているのではないか、と思う人もいる。

いい顔とは、顔の造作(ぞうさく)の良し悪しではない。
鼻筋が通っているとか、目が大きいとかそういうパーツがうんぬんではなく、
内面を磨くことにより、知性や、品のよさや、あるいは愛嬌のような、
なんともいえない魅力がにじみ出ている人のことだ。

いい顔をつくるには、「感動する回数や場面を多くすればいい」、という。
なるほど、感動がない人は、能面のような無表情の顔だ。

無表情の人は、冷たさを感じる。
それは、「湿気(しけ)た顔」。

感動を多くし、いい顔をつくれば、運が向いてくる。



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