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2010.11.1

みがき砂

池波正太郎氏の心に響く言葉より…

男は何で自分を磨くか。

基本は「人間は死ぬ…」
という、この簡明な事実をできるだけ若いころから意識することにある。

もう、そのことに尽きるといってもいい。
何かにつけてそのことを、ふっと思うだけで違ってくるんだよ。

自分の人生が有限のものであり、残りはどれだけあるか、こればかりは神様でなきゃわからない。
そう思えばどんなことに対してもおのずから目の色が変わってくる。

そうなってくると、自分のまわりのすべてのものが、
自分をみがくための「みがき砂」だということがわかる。

逆に言えば、人間は死ぬんだということを忘れている限り、
その人の一生はいたずらに空転することになる。

仕事、金、時間、職場や家庭あるいは男と女のさまざまな人間関係、
それから衣食住のすべてについていえることは、
「男のみがき砂として役に立たないものはない…」ということです。

その人に、それらの一つ一つをみがき砂として生かそうという気持さえあればね。

『男の作法』新潮文庫

男の作法とあるが、これはもちろん女性の作法でもある。
我々は、やがては死ぬという事実を忘れて生きている。
また、逆に言えば、それを忘れているから、毎日をのんきに生きることができる。

戦争や、疫病や、飢えといった、死の恐れがある時代には、人は一生を鮮烈に生きてきた。
今の時代にも、世界にはそういった場所は多く存在する。

現代人は、史上まれな豊かさの中にあるがゆえに、ぼんやりと生きている。
そのおめでたい生き方にガツンと一撃を喰らわせ、目を醒(さ)まさせるできごとが、「死」だ。

「人はいつかは死ぬ」という事実を、常に胸に刻めば、
あらゆるできごとが、己を磨く「みがき砂」となるという。

病気も、困難も、失敗も、みんな自分を高めてくれる「みがき砂」。
どんな難問も自分を磨く「みがき砂」と思い定め、「今ここ」を鮮やかに生き抜きたい。



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