2010.10.25 |
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小事が大事 |
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浜口直太氏の心に響く言葉より…
私の仕事におけるメンターは言いました。
「小さなことを、一つ一つ、きちっとやりきって働くことが大切である。
小さいことも満足にできずして、どうして大事を成し遂げることができようか」
歴史的に偉業を成し遂げた人は、例外なく小さなことを大事にし、やりきってきました。
大きなことも、所詮、小さなことの積み重ねなのです。
メンターは、
「小さいことに“長く”くよくよしてはならない。
しかし、どんな小さいことでも気にして、大いに悩むべきだ。
ただし、いつまでもくよくよせず、一挙に解決すべく全力で体当たりすることだ。」
知人で大きなことばかり言う人がいます。
たとえば、「1兆円稼ごう!」「世界を動かそう!」「イベントをして10万人集めよう!」とかです。
しかし、その人は、遅刻の常習犯で、仕事も事務的なミスが多く、
頼まれたことの期日も守れないことが多々あるのです。
ですから、彼が大きな話をしても、誰も信用しません。
彼という人間をよく知っている人は、彼のために即座に説教をします。
「そんな大きな話をする前に、まず目の前にある仕事をきちっとやりなさい!」と。
「小事が大事」ということは、どんなに小さいことでも、
どんなに重要でなさそうな雑用でも、手を抜かないで真剣にやることです。
『仕事と人生を熱くする、いい話』インデックス・コミュニケーションズ
浜口直太氏は日本のフォレスト・ガンプと呼ばれた男だ。
小学校では、掛け算がなかなか覚えられず、学年で最後の一人となってしまった。
漢字も覚えられず、小学校の高学年になっても、ずっとひらがなで通していた。
奇跡的に入った高校でも最下位を続けていたが、
なんと最後のチャンスと米国に留学してから人生が変わった。
アメリカの大学を卒業し、米国で国際経営コンサルティングの会社を設立し、
数十社の役員を兼務する国際コンサルタントとなった。
信頼をなくす人は、大きな失敗とかではなく、日常のささいな出来事で失うことが多い。
例えば、手紙やメールの返事がないとか、ご馳走してもいつもお礼がないとか、
小さな金銭の貸し借りにルーズであるとか、だ。
人の信頼を得るには、「小さなことを大事にすること」
小さなことをないがしろにする人は、大事(だいじ)もいい加減にする人だろうと見られてしまう。
日頃の行動がいい加減なのに、分不相応に大きなことを言う人は信用されない。
ただのほら吹きの夢想家、といわれても仕方がない。
大きな仕事をなしえたような一流の成功者は、驚くほど小さなことに気を使う。
取引相手を喜ばせようと、接待のときの席次であったり、
料理内容であったり、お酒の種類にまで神経を使うことがある。
「大事をなさんと欲せば、小さなる事をおこたらず勤(つと)むべし」とは二宮尊徳翁の言葉。
いわゆる、小事の積み重ねが大事となるという、「積小為大(せきしょういだい)」の精神だ。
どんな小さなことにも、手を抜かず、コツコツと真剣にやり続けたい。 |
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