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2010.10.18

負け犬の遠吠(とおぼ)え

斉藤一人さんの心に響く言葉より…

ビジネスと戦争とはゼンゼン違います。
戦争っていうのは、相手の弱みに付け込んで、そこを攻めていけばいい、
っていう相手の弱いところを見つけるというのが、殺しっこなんです。
でも、戦争以外のことは、共存共栄か、生かしっこなんです。

たとえば、自分のライバル会社を見る。
そのとき、
「あの会社は、あそこと、あそこが劣ってますよ」
って、相手の悪いところを話している社長がいたら、
その人、その会社は、絶対、相手の会社には勝てません。

「あそこと、あそこと、あそこが悪い」
って、いうことは、その部分が自分の得意分野だから、その部分を見るんです。

要するに、
「あの部分では、ウチのほうが勝ってる」って、いいたいんですよね。
でも、相手より勝っている部分がそんなにあるのに、あなたの会社はそこに勝てないんだよね。

相手の会社は、あなたの会社より、良いところがあるから伸びてる。
それを、良いところを探してくるんじゃなくて、悪いところを探してばかりいるんです。
だから、勝てないんです。

相手の欠点を見つければスッとします。
気は収まります。
ビジネスの世界、仕事の世界においては、負け犬の遠吠(とおぼ)えといって、
それは、もう、負けなんです。

「私が、相手より負けているところはどこだろう」
そうやって、本気で、相手のいいことを学ぼうとしたとき、
相手の悪いところなんか、どうでもよくなるんです。

悪いものなんかに目が行かないんです。
人間の頭って、二つのことをいっぺんに考えられないんです。
アラを探しているときは、必ず良いところを見てないんですよ。

相手の良いところを見つめなおしたとき、相手に対する敬意が出てくる。
相手の良いところをほめ出したら、降参したんじゃないんです。
負け犬の遠吠えが降参なんです。

「ここと、ここと、ここがいいんだよ、あそこは」
「これ、オレたちも真似しなきゃいけないんだよ」
と、いうのなら、その人は、やがて勝てる。

「この人、こんな良いところを見習おう」
って、いった人間しか伸びない。

『人生が100倍楽しく笑える話』角川書店

ライバル会社や、競合会社の欠点を見つけ、それを言い立てると、気分はスッとする。
しかし、それは負け犬の遠吠え。

物には、両面がある。
「良い面と悪い面」、「長所と短所」、「美点と弱点」

しかし、悪い面をいくらあげつらっても、事態はなんら改善しない。
自己満足で終わるだけだからだ。

悪い面や欠点ばかりを見ているときは、自分が負けているとき。
いい面や美点を見れば、相手に敬意を持てるし、謙虚に学ぶ気持も出てくる。

良い面か悪い面かどちらを見るかは、日頃の自分の習慣と癖(くせ)による。
常に批判したり、くさしたり、否定する人は、欠点を先に見る癖を持っている。

どんなときでも、美点を見つめるという、美点凝視(ぎょうし)の気持が大切だ。
良いところをみて見習う、という謙虚な心で毎日を過ごしたい。



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