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2010.10.8

独(ひと)りを慎(つつし)む

伊與田覺(いよださとる)氏の心に響く言葉より…

『其(そ)の賭(み)ざる所に戒慎(かいしん)し、其の聞かざる所に恐懼(きょうく)す。

隠れたるより見(あらわ)るるは莫(な)く、微(すこ)しきより顕(あき)らかなるは莫(な)し。
故に君子その獨(ひとり)を慎(つつし)むなり。』
《中庸・第一章》

君子は誰もみていないところでも心を慎み戒(いまし)める。
誰も聞いていないところでも自分の言動を恐れる。
隠れて誰も分からないように思うけれども、それを長く積み重ねていくというと、
思いがけない時に明らかになってくる。

だから、君子は独りでいる時も、自分自身を慎まねばならない。
そのように『中庸』は説いております。

物事にはシンギュラーポイントと呼ばれる特異点があります。
大したことではないと思って少しずつ積み重ねてきたことが、ある時パッと現れる。
いいほうにも現れます。
長年人知れず善行を重ねてきたことが分かって、その人に対する尊敬の念が倍加する場合がある。

逆に悪いことを重ねているというと、
「あの人は仏さんのような顔をしながら、とんでもない人間だった」
とまったく逆の評価を受けることになるわけです。

独りを慎むのがなぜ大切か、よくお分かりになられたことと思います。
これは「慎独(しんどく)」といって修養の一番重要な部分ですね。
独りの時、いかによき行いをしているか否かが人間を磨く上での大きな分岐点となると思います。

月刊『致知』2010年11月号・『中庸』に学ぶ人間学より

シンギュラーポイントとは、急に変化するポイントのことで、
例えば徐々に加熱された水がある時沸騰する、というような特異点をいう物理学の用語だ。
安岡正篤師もよくこのシンギュラーポイントという言葉を使った。

このシンギュラーポイントと似た言葉に、「スタンプ収集」という言葉が心理学の交流分析にある。
感情をため込むことをスタンプを収集するというが、怒りの感情を押し殺してそれをため込み、
スタンプが一杯になった時点で怒りが爆発する。

きっかけはほんのささいなことでも、その時がスタンプ満了日なら、怒りは爆発する。
普段は静かでおとなしい人が、「急にバットを振り回して暴れた」というような例だ。

どんな小さな悪行でも、それを重ねれば、いつかはそれが世間に知れる。

それが、分かったとき、今まで善人として通ってきた人であればあるほど、
その評判は地に落ち、世間から糾弾される。

それが、シンギュラーポイントという、スタンプ満了日だ。

だが、シンギュラーポイントは悪い事ばかりではない。
誰も見ていないところで善行を重ねると、ある日突然、それが表にでることがある。


これ見よがしに行う善行には、人は反応しないが、密かな善行が公になったとき、
それがシンギュラーポイントとなる。

独りのときに、いかによいことを行うか、これが人間を磨く大いなる修養となる。



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