2010.9.28 |
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勘違いを見抜くには |
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とんねるずの石橋貴明氏の心に響く言葉より…
世に出てくる人って、やっぱりって思うことはとても多いんです。
彼らは、「なるほど」ということをちゃんとやってる。
考えもつかないような努力をしている。
やってねぇヤツに限って、不平不満を言うんですよ。
「こんな仕事、やってられない」。
これでは、何も手に入らない。
だれでも売れ始めると勘違いしちゃうんです。
それは避けられない。
自分たちもそうでした。
でも、その勘違いの期間をどのくらい短くできるかです。
そうでないとポジションは見えてこない。
自分たちのときには、実は勘違いを見抜く暗示にいくつも出会いまして。
たとえばクルマをようやく買えて、すごいマンションに住めたのに、なぜか駐車場がないとか(笑)。
それで、憲武(とんねるず木梨)と、これはおかしい、チャラチャラしちゃいけない時期なんだと気づいた。
こういうのって、会社員の人にも言えるんじゃないですか。
客観的に冷静に自分で判断することの大事さです。
もしかしたら、今はすごい勘違いをしているのかもしれない。
逆に、とても恵まれているのかもしれない。
自分のポジションがわかれば、判断や選択は変わってくるでしょう。
人生って、地図もないし、ナビもいない。
どう進むかは、自分で選べるわけです。
選択ひとつで、予想もしなかった形で夢がかなったりするかもしれないわけですから。
だから、辛抱する。
準備しておく。
そうやって頑張った人には、きっとご褒美が待っているんです。
ちゃーんとね。
神様って、そんなに悪い人じゃないですよ(笑)。
『プロ論』徳間書店
石橋さんは、ホテル勤務から芸能界に転職して、現在もトップタレントとして活躍している。
下積み時代の思い出を、
「いろいろなことをやったけど、つらいと思ったことはなかった。
好きでやってて、つらいもへったくれもない。
だから、楽しかったし、好きなことやれて恵まれていた。
それこそ、夢いっぱいで、いつもポケットは夢でパンパンでした(笑)」
と語る。
世に出る人は、実は表面には見えない凄(すさ)まじい努力を陰でしている。
努力しないで、運だけで成功した人がいたとしたら、それはすぐに消えていく人だ。
人生は、うまくいっているときや、上昇気流に乗っているときこそが問題だ。
そんなときは、誰もがフワフワし、上の空で、地に足がついていない。
そして、色々なことに勘違いしやすい。
自分の勘違いを正してくれるメッセージは、どこからか必ずくる。
しかし、自分の受信のアンテナがちゃんと働いていないと、
どんな有益なメッセージがきても、暗示があっても、それを受け取ることができない。
暗示に気づくには、謙虚さが必要だ。
謙虚な人は、舞い上がらないし、自分の今いるポジションもはっきりと見える。
これは、大きな成功のことだけでなく、日常の小さな出来事でも同じ事が言える。
毎日、仕事に出かけられ、ちゃんと食事ができて、呼吸ができる。
こんな素晴らしい幸せを、「当たり前」と勘違いすると、小さな暗示やメッセージを見失う。
謙虚さと、感謝を忘れず、努力と辛抱を重ねたい。 |
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