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2010.9.26

チャーミングだと思う人から学ぶ

写真家の浅井慎平氏の心に響く言葉より…

誰もが有能だと認めるほどの人間が、
ただの詐欺師で終ってしまう姿を目の当たりにすることがある。
自分の優秀さゆえに結果を急ぎすぎてしまい、
時間の積み重ねの大切さを忘れてしまったためではないだろうか。

時を重ねると若さという魅力はなくなってしまうが、
人生はよくできたもので、それと引き換えに、
時を重ねなければ生まれてこない魅力が備わってくる。
それはすぐに欲しいと思っても手に入らないものだが、
欲しいと願って努力し続ける人にはいつか必ず手に入るものだ。
だからこそ人生は面白い。

僕が若い頃から持ち続けている考え方のひとつは、
「自分がチャーミングだと思う人から学びたい」ということだった。
それは、一緒に飲みにいったときに最高に楽しい気分にさせてくれる人であったり、
せっぱつまったときにこそユーモアで和ませてくれる人であったり、
ここぞというときにすばらしい言動や抱擁力を見せてくれる人であったりする。

こういう人は、人生の終わりを迎えたときに、
たとえ“お金持ち”や“成功”といった結果は得られなかったとしても、
「プロセスは悪くなかった」「これでいいじゃいか」と自分で納得できるのではないかと思う。
それは、“お金持ち”や“成功”ばかりを追いかけて大事なものを置き忘れてしまった人生よりも、
何倍も何十倍も胸を張って誇りにできる人生なのではないだろうか。

『打たれても出る杭になれ』PHP研究所

大きく伸ばし、飛ぶ鳥を落とす勢いの人が、何かを境に業績を落とし、
ついには倒産までいってしまう人がいる。
伸びている時期は、大きなことを言っていても「夢を語る」で通るが、
一旦倒産に至ればそれは大言壮語の「大法螺(ボラ)」となってしまう。
「夢を語る」ことと、「大法螺」は紙一重の違いだ。

右肩あがりの調子のいい時は、自分の才能に溺れていることが多い。
そして、好事魔多(こうじまおお)しというが、
何事も急ぎすぎ、それが大きな失敗の元となる。

作家の塩野七生さんによると、映画監督のフェデリコ・フェリーニは、こんなことを言っている。

「私は、若者には興味がない。
わたし自身があの年齢に、よい意味でも悪い意味でも若者らしいことを十二分にやったから、
今他人の彼らがなにをしようと、それは彼らの勝手と思う。
わたしは、今のわたしを十二分にいきることしか、興味がないのです」

若さには他に変えがたい魅力があるが、逆に、
年を重ねなければ出てこない燻(いぶ)し銀の魅力もある。

年齢を重ねていくときに、大事なことは師を選ぶことだ。
師とは、尊敬する人、あこがれる人、格好いい人、そしてチャーミングな人。
師は、人の喜びを先に考え、どんな窮地(きゅうち)に陥(おちい)ってもユーモアと余裕があり、
ここぞというときに万人を唸(うな)らせる一言(いちごん)がある。

チャーミングだと思ってもらえるような人生をおくりたい。



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