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2010.9.19

おれが知りたいのは、未来なんだ

ホンダの創業者、本田宗一郎氏の心に響く言葉より…

よく、何でも百科事典のように物知りな人がいる。
ああ、それ知ってる知ってる、というわけで、何かとうるさく口を出すタイプの人である。

そういう人に対して私は、
「ああ、わかった。だけどあんたのもってる知識は、それ、みんな過去のことなんだよ」
といってやることにしている。

「おれが知りたいのは、未来なんだ」

未来というものはたしかに過去とつながっているものであるから、
あくまで便宜上、過去を知るということは必要だ。

ただし、われわれが本当に知りたいのは未来である。
学校で習ったことや本に書いてあることを、
ただ覚えているというだけでは偉いとはいえない。

それを使って、未来を開拓するということでないと学校の価値がないんだよ、
といってやったら、ぎゃふんと参った顔をしていた。

自分が実行や体験をせずに知識を得たい人は学校へ行ったほうがいい。
私のように実行し、自分の手でつかもうという人は学校に行かなくてもいいでしょう。
学校が、その人間の価値をきめるのは、
そういう意味からいって、とんでもないことじゃないかな。

『私の手が語る』講談社文庫

本田宗一郎氏は、他人の真似をするのは大嫌いだったという。
エンジンも独自に開発したので、作るのに非常に苦労し、
回り道もして、時間がかかってしまった。

しかし、先行しているメーカーに追いつくまで、時間がかかった分、
追いついてからは楽になったそうだ。
「真似をして楽をしたものは、その後に苦しむことになる」、と本田氏は言う。

そして、本田氏は、
「目先の成績にこだわり、独自の哲学にもとづく創意を
すこしでも放棄するような考え方が生まれたとき、
企業は転落と崩壊の道をたどりはじめるだろう」と言った。

創造力や、企画力は、学校では教えてくれない。
かといって、これは企業で教えてくれるものでもない。

芸術にしても、企業の開発にしても、すべての創造力は自らが苦しみ、
工夫に工夫を重ね、努力して得るものだ。
誰かが教えてくれるだろうという、人に頼る心が、創造の芽を摘んでしまう。

創造には失敗はつきものだ。
何事も、「やるまえからできない」と言うのではなく、
「まず、やってみる」という、へこたれない挑戦心が創造力を育てる。

過去の知識や経験で考えたら、新しいことは何事も、
「無理」、「難しい」、「うまくいかない」、と言われてしまう。

しかし、いっときでも創意工夫を怠ったら、世間からおいていかれ、
人も企業も、衰退せざるをえない。

真似をしない道は苦難の道だが、未来に生き残るため、
あらんかぎりの創造力で独自の道を切り拓(ひら)きたい。



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