2010.9.8 |
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| かっこいいプレーをしよう |
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ある県立高校に運動部のチームがありました。
県立なので強い選手、優れた選手を集めてくるということはまったくやっていません。
当然のことながら成績も振るわなかったのですが、
ここに新しい先生が監督として就任しました。
この先生は部員におもしろいことを言ったのです。
「一人ひとりがかっこいいプレーをやろう」と。
そして、「一人ひとりの技を磨いて、一人ひとりがセクシーだ、
かっこいい、ステキと思われるような選手になろう」
と提案をしたのだそうです。
この「一人ひとりがかっこいいプレーをやろう」といわれたチームは、
なんと日本全国大会で優勝してしまったのです。
また、男子校で甲子園によく出てくる強豪チームがいます。
男子校ですが、野球グランドにまわりの高校の女子生徒が応援に来ているのです。
「○○くーん、○○さーん、ステキ」という声が飛び交っています。
千本ノックをして、すごいボールにうまく飛びついてキャッチをすると、
女子生徒たちからキャーという歓声が上がります。
そういうことの繰り返しによって、男はどうも能力をどんどんどんどん開発し、
磨かれていく、磨くものであるらしいのです。
一言でいうと男はバカにすぎないのですが、
そのバカさ加減をどんどんどんどんステキなものにしていくというのが、
女性が持っている称賛という名の魔法なのかもしれません。
『啼かなくていいホトトギス』中経出版
何年か前、滋賀県の野洲高校のサッカーは、「セクシーフットボール」と呼ばれた。
そして、日本一になった。
この「セクシーフットボール」という言葉は、元オランダ代表のルート・フリット氏が
イングランドのあるサッカーチームの監督に就任したときに使った言葉だ。
「美しいだけでなく、大胆であり、華麗に魅了する」、といった意味だ。
人は、誰でも称賛を渇望（かつぼう）して生きている。
特に、男性は、女性から称賛されれば天にも昇る気持ちになる。
これは、スポーツだけでなく、仕事でもまったく同じだ。
会社の中で誉められるのはもちろんうれしいが、
一番身近な妻や恋人の称賛こそが、最も欲しい勲章だ。
失意のどん底にあっても、いいところを見つけ、称（たた）えてくれる。
目立たず、日の当たらない地味な仕事であっても、
そこにきらりと光るいぶし銀のような美点を見つけ、認めてくれる。
そんな素晴らしい応援団がいる人は、いつまでもめげずに頑張れる。
「美しくて、大胆、華麗でありながら、粋」、そんな仕事ができたら最高だ。 |
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