2010.8.24 |
|
人間の魅力は性格にある |
|
日本経営合理化協会の理事長牟田学氏の心に響く言葉より…
人間が人間に惚(ほ)れ込むのは、魅力のせいである。
魅力があるから、その人に心酔してついていくのだ。
魅力は、事業や人生に成功するうえで、リーダーにとって不可欠の要素だ。
その魅力の根源はどこにあるかと突き詰めると、性格に辿(たど)り着く。
性格こそ、魅力を構成している根源である。
性格が深く、広く、そして強くなければ優しくなれないし、優しくなければ強い心を保てない。
学問も、思想も、事業も、政(まつりごと)も、幸福になりたいという人間の情の満足のためにある。
人を不幸にするものは、学問でも、思想でも、事業でも、政(まつりごと)でもないし、長く続かない。
性格を鍛え、象(かたど)るものは、具体的には世界観を磨くことであり、
たくさんの場数を踏むことが大事である。
『打つ手は無限』サンマーク出版
「魅(み)は与(よ)によって生(しょう)じ 求(ぐ)によって滅(めっ)す」とは、無能唱元師の言葉だ。
魅力というのは、人に与えることで生まれ、欲しいと求めることで消滅する、ということだ。
物惜しみしたり、教えることをもったいぶったり、ケチる人は、人から嫌われる。
与えることが好きな人の周りには人が集まる。
与えるためには、心が深く、広く、そして強くなければならない。
陰険(いんけん)で、狡猾(こうかつ)で、狭量(きょうりょう)の人は嫌われる。
自分のことで精一杯の人も、人に与える事ができない。
他人の幸せまで考える余裕がないからだ。
人は誰でも、幸せになりたいという欲求を持っている。
だからこそ、その幸せになりたいという、
人間の情を満足させる事業や政(まつりごと)だけが生き残ることができる。
性格を鍛え、磨くには、たくさんの場数を踏むことだという。
修羅場も、危機も、愁嘆場(しゅうたんば)も、乗り越えるたびに、人の魅力は高まる。 |
|
|