2010.8.7 |
|
熱き心 |
|
山本寛斎氏の心に響く言葉より…
気合と根性だけでは、夢は叶えられない。
大事なのは、その気合と根性をどう伝えるかだ。
企業に「スーパーショー」の協賛をお願いする時、
私の場合、まず手紙で熱いエネルギーを伝えることから始めている。
では、どんな手紙を書くか?ここからが私流だ。
普通、大きな会社というのはたいてい社長室の配下に秘書室がある。
集まってくるさまざまな情報や手紙、アポイントメントを、忙しい社長に代わって
「これは必要、これは後回し」などと選別している。
ここで私の手紙が止まってしまったら大変だ。
そこで私は考えた。
秘書課のお嬢さんが、ピリピリと封を破って中をみたとたん
「キャー!」と驚いて飛び上がるぐらいインパクトのある手紙。
「大変、これはすぐに社長にお見せしなければ」と、
あわてて走らせるぐらいの手紙を書くべきだと。
それから、私が欠かさずするのが「予習」である。
たとえば「あの人に会うならあの本を読んでおこう」と必要な資料に目を通したり、
「この人にはこんな話をしよう」と要点をまとめておく。
人は「山本寛斎、いつ会っても熱いですね」と言う。
当たり前ですよ。
予習で、お会いする前からエンジンをガンガンに暖めているのだから。
『熱き心』PHP新書516
山本寛斎さんは66歳。
今なお走り続ける、熱い、熱い人だ。
寛斎さんは語る…
「夢を描かなければ、何も手に入らない。
夢を描いて、追い続け、それを欲しがって、欲しがって、とにかく実現するための行動を、
それこそ200%の情熱で行動すれば、その夢は間違いなく手に入る。
人間のエネルギーの源は夢なのだ。」
「異常なほど何か一つのことにのめり込む。
異常なほどそれを追い求め、狂ったように欲しがり、なりふり構わず取りに行く…。
私は『異常』が好きだ。
ケタはずれの夢と情熱を持つ人間が好きだ。」
(「熱き心」より)
寛斎さんはどんなシーンでも相手を驚かせ、感動してもらうこと考える。
服装を含め、どんな表現でも相手に伝わらなければ、ないのと一緒だからだ。
手紙でも、人と会うことでも、そこに熱い想いを入れる。
どんな行動も、異常とも思えるエネルギーを注入する。
100%ではなく、200%の情熱を持って。
誰かと会うとき、会う前にその人のことを予習して、ガンガンにエンジンを暖めてから会う人。
読んだら、「キャー!」と驚いて飛び上がるぐらいの手紙を書ける人。
異常なほど何か一つのことにのめり込める人。
そんな、熱い人でありたい。 |
|
|