2010.7.13 |
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いいことナルシスト |
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放送作家の小山薫堂氏の心に響く言葉より…
僕は飛行機でトイレを使ったら、必ず洗面台の周りをペーパータオルで
きれいに拭(ふ)いてから出るようにしています。
もちろん、次に使う人のためでもあるのですが、
それと同時に(誰も見ていないところで、こんなことしている)オレの姿に
酔いしれている自分もいるわけです。
いうなれば「いいことナルシスト」でしょうか。
そんなふうに「あ、自分って優しい人だな」って思える瞬間を意識的に作る。
そのうち本当にいい人になって神様が味方してくれるようになる気がします。
つまり運がよくなるんです。
僕は本気でそう思っています。
『明日を変える近道』PHP
人の見ていないところで、「いいことをする」ことを、
「善行」といったり「徳を積む」と言ったりするのは少し気恥ずかしい。
むしろ、「いいことナルシスト」と言ってしまい、
自分の姿に酔いしれたり、「オレってすごい!」と、
ニヤニヤしている方が自然かもしれない。
「自分の善行に酔いしれる」のは不純で、
本当に人のことを考えない偽善的行為だ、なんて思うと、一歩も前に進めなくなる。
どんな形にしろ、とにかく動いて、「いいことをする」方がいいに決まっている。
どっちにしても誰もみていないのだから、せめていいことをした時くらいは、
自分で自分のことをほめ、認めてやることが必要だ。
「自分って優しい人だな」
「オレって、意外といいことするよな」
「こんなに疲れてても、お年寄りに席譲ったワタシってスゴイかも」
と、意識的に、自分を認め、ほめまくる。
「いいことナルシスト」だ。
誰かがほめてくれなくても、きっと神様も見ていてくれる。
そう、本気で思える自分でありたい。 |
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