2010.7.6 |
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友だちを見れば、その当人のこともわかる |
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心理学者の内藤誼人氏の心に響く言葉より…
「僕は、人に恵まれないなぁ」
「どうして、自分の周りには、ロクな人間がいないんだ!」
このようなことを考えたことはないだろうか。
しかし、それは間違えている。
あなたが優れた人間なら、必ず、人に恵まれる。
魅力的な人の周りには、やはり、魅力的な人たちが集まる。
もし人に恵まれないのだとしたら、それは自分が悪いのである。
運が悪いからでも、なんでもない。
人に恵まれないと嘆くタイプは、その人自身が人を惹(ひ)きつけるタイプではないからだ。
まずは人に親切にしよう。
魅力的になろうとしていれば、どんどん人脈が広がって、人に恵まれるはずなのだ。
「周りに、ロクなヤツがいない」とか「ダメな部下ばかり集まって困る」
と愚痴をこぼす人に限って、自分を磨くことをしていない。
だからこそ、そういうダメな人ばかりが集まってくることがわからないのだ。
コネチカット大学の心理学者バーナード・マースタイン博士によると、
私たちは、自分と同じような人を無意識に選び出すそうである。
たとえば、愚痴っぽい人は、やはり愚痴っぽい人を友人、恋人にしてしまう、というように。
博士が、婚約しているカップル99組を調べたところでは、
自己嫌悪感の強い人の72%が、やはり自己嫌悪感の強いパートナーを選んでいたそうだ。
自分がたいしたことない人間なら、やはり、周囲はロクでもない人ばかりが集まってくる。
同じ性格の人が引き合うからだ。
私たちの周囲には、自分とつり合うような人間が集まるのだ。
「友だちを見れば、その当人のこともわかる」
『「人たらし」のブラック心理術』だいわ文庫
飲食店で、働いているスタッフが変わらないのに、
店長一人が変わった途端、店がガラッとよくなることがある。
サービスがよくなり、美味しいものが出て、利益も出る。
駄目なリーダーは、自分の店にはロクな人がいない、と愚痴をこぼす。
人がいないから、店舗運営がうまくいかないと嘆く。
つまり自分のことを棚にあげ、人のせいにしているのだ。
そういうリーダーのところでは、優秀なスタッフが入っても、
辞めてしまうか、能力を発揮しないで埋もれてしまう。
要は、リーダーとして、やる気があり、前向きで、気配りがあり、
同時に周囲に感謝する心があるかどうかだ。
優秀なリーダーには魅力がある。
そして、それを支える素晴らしいスタッフがいる。
これは、自分の友人や知り合い、カップル、家族でも同じことがいえる。
人を変えることはできないが、自分を変えることはできる。
愚痴っぽい人には、愚痴っぽい友だちが集まる。
怒りっぽい父親には、怒りっぽい子どもができる。
もし、自分のまわりにロクなヤツがいない、と思ったら。
自分もロクでもないヤツなのだ。
その人には、その人に「つり合う人」、「似合いの人」、が集まる。 |
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