2010.7.1 |
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…と昔はよく言ったものだ |
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人気の講演家、松本幸夫氏の心に響く言葉より…
私たちは、マイナス言葉がよくないことはわかっていても、
ついつい「ダメな自分だなあ」、「つらい」、「いやだ」など口に出してしまいがちだ。
そんな時は、どうしたらいいだろう。
即、その場で打ち消して、マイナスのイメージを引きずらないことが大切だ。
中村天風は、「昔は、そういうふうに言ったものだが」とつけ加える方法をすすめている。
打ち消したあとに、肯定語をつけ加えるとさらによい。
「ダメな自分だな。…と昔はすぐ言ったものだが、今は前向きにいくぞ!頑張ろう」と。
上司から叱られた。
「部長のバカヤロー… と昔は他人のせいにしていたものだ。
今はまったく違う。これからは部長にほめられるように全力を出そう!」
「つらいなあ… なんて言ったのは過去のこと。今日は仕事を全力で頑張るぞ!」
否定語を口にしたとしても、それを意識の奥深くに入れない処置をしておこう。
『「成功言葉」が運を引きよせる』成美文庫
肯定的な言葉や、前向きの言葉が大事なことはわかっているが、
ついつい否定的なことを言ってしまうことはよくある。
そんなとき、とっておきの言葉があるという。
中村天風師の教えだ。
どんな否定的なことを言ってしまったとしても、それを過去のこととしてしまう魔法の言葉だ。
それは、「…と、昔はよく言ったものだ」
たった今言ってしまったひどい言葉を、過去に放り投げる。
「昔はひどかったが、今は明るくて、前向きで、元気ハツラツ!」
と、気分を一瞬にして変えてしまう。
あまりにひどいことが続くとつい、泣き言や、嘆きや、グチを言ってしまう。
そして、「時には暗くなることもあるさ」とばかり、
ずっとマイナスのイメージを引きずり、嫌な気分でいる。
しかし、潜在意識にとって一番悪いことは、マイナスのイメージを引きずり、
それが心に深く刻み込まれてしまうことだ。
だから、一瞬にしてマイナスイメージは打ち消さなければならない。
どんなにマイナスの言葉を言ってしまったとしても…
笑顔で、「…と昔はよく言ったものだ」、と言う習慣を身につけたい。 |
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