2010.6.23 |
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投げかけたものは必ず返ってくる |
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小林正観さんの心に響く言葉より…
ある日、小林正観さんのところに、二人の占い師にまったく正反対のことを言われ、
どちらを信じていいのか、悩んでいる女性が相談にきたそうです。
正観さんは「その答えは簡単だ」、といいました。
それは…
その占い師の、まわりにいる人たちを見ればいい。
まわりにいる人たちが、笑顔で幸せそうで、
楽しそうに過ごしているかどうかを、見ればいいのです。
聖なる占い師は、見た目は普通の格好をしています。
そして、まわりには、笑顔で、幸せそうな人たちがいっぱいいます。
とてもいい仲間に囲まれている。
一方で、当たらない占い師は、どういう人か。
過度に荘厳(そうごん)で、重々しく、威厳に満ちた姿、形、格好をしている人が多いのです。
そしてまわりには、笑顔で幸せそうな人はいない。
どこか不幸そうで、悲しく、まったく笑顔のない人たちに囲まれているのです。
「楽しいことを予言」する占い師さんのまわりには、たくさんの幸せそうな人たちがいる。
なぜかというと、その聖なる占い師さんは、
いつも人が「楽しくなるように、幸せになるように」という願いを投げかけているからです。
一方「悪いことを予言」する占い師さんのまわりには、たくさんの不幸そうな人たちがいます。
悪い予言をした瞬間、予言をしたその人は、
無意識に相手の身にそれが実現するように期待してしまうのです。
そうなってもらわなければ、自分の占いが当たりません。
当たるようにと願って、悪い予言を口にする。
当然、投げかけたものは返ってくるので、
その占い師自身も幸せにならないし、まわりにいる人たちも面倒な人生を歩むことになるのです。
『ごえんの法則』大和書房
正観さんが繰り返し話す、「宇宙の法則」というものがある。
これは、「投げかけたものは必ず返ってくる」というものだ。
この占い師の話は、他でもまったく同じことが言える。
それは…
まわりの人に対して、笑顔や優しさをたくさん与えてきた人は、たくさんの笑顔と優しさに囲まれる。
不機嫌な言動ばかりをまわりに投げかけている人は、不機嫌な顔に囲まれる。
この投げたものは返ってくるのは、物に対しても同じ法則が働く。
例えば、野球のイチロー選手は、道具をとても大切にするので有名だが、
バットやグローブを投げたりせず、常にしっかり手入れをして大切に扱うからこそ、
ヒットが生まれ、ナイスプレーが生まれる。
お財布を投げたり、お金をグシャグシャにしてお財布に入れている人は、お金に好かれない。
反対に、お財布に感謝の声をかけ、大事に丁寧に扱えば、お金も喜び、やってくる。
車に乗るとき、車に感謝の言葉をかければ、車が守ってくれる。
自分の仕事でいつも使う道具を大切に手入れし、
道具に感謝の言葉を投げかければ、仕事もうまくいく。
感謝すればするほど、周りから感謝される。
人を喜ばせば喜ばすほど、周りから喜びがやってくる。
その人の周囲にどんな人が集まっているかで、その人の日頃の行動と言動がわかる。
会社も、家庭も、友人も、その人が引き寄せたもの。
「投げかけたものは必ず返ってくる」、という言葉を肝に銘じて生きていきたい。 |
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