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2010.6.21

いのちの大切さ

「いのちの授業」の鈴木中人さんの心に響く言葉より…

ある小学校では、子どものいのちを大切にする心を育ててほしいと願い、
子どもが世話をしてウサギを飼っていました。
ある日、ウサギが死んでしまいました。
若い担任の先生が、子どもたちを集めて死んだウサギをどうするかを説明していました。

たまたま校長先生が、その様子をみていました。

若い担任の先生は言いました。
「死んだウサギは腐るから、しっかりビニール袋に詰めて生ごみの中に入れなさい。
ばい菌がついているかもしれないから、捨てたら手をしっかり洗いなさい」。

校長先生は、あわてて若い担任の先生を呼び寄せて尋ねました。
「どうしていのちの大切さや手を合わせて天国に行ってくださいと教えないんだ!」。

担任の先生は、けげんな表情で言いました。
「手を合わせる?そんな宗教を学校で教えていいのですか」。
校長先生は、ひとことも言葉が出なかったそうです。

『6歳のお嫁さん』実業之日本社

鈴木中人さんは、小児がんで長女を亡くされたことから、
各地の学校や企業などで、命の大切さについて伝える「いのちの授業」をしている。

昨今は、核家族化がすすみ、両親や祖父母と同居している人は少なくなっている。
大家族だと、必然的に肉親の誰かが亡くなる場面に遭遇する。

自分の近しい人が亡くなった経験をした人は、一度は死と向き合うことになる。
死んだら、肉体はどうなるのかを知り、嘆きや、悲しみを体験する。

鈴木中人さんの奥さんは、娘の景子ちゃんが亡くなったときこう言ったという。
「景子ちゃんの体が冷たい。風邪をひくといけないからタオルケットかけて」。
死んだ人は、徐々に冷たくなる。それなのに奥さんは…
「景子、寒くないか。おうち帰ろうね。おうち帰ろうね。」とずっと娘さんを抱いていたそうだ。

肉親を失った経験をした人は、この気持ちは痛いほどよくわかる。
理屈ではないのだ。
身を裂かれるような深い悲しみ、痛み…

手を合わせることがなぜ宗教なのだろうか。
深い悲しみや痛みを癒(いや)すため、
あるいは感謝のため、人は自然に手を合わせ、祈る。
頭でっかちの、他者の痛みがわからない人には、人を教える資格はない。

人は、死と向き合ったとき初めて、生きていることの大切さや、有難さを感じる。
どんなときでも、他人の痛みや、悲しみをわかる人でありたい。



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