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2010.6.16

拍手は魂を震わせる

「雑学の本」より、心に響く言葉を…

初詣(はつもうで)、七五三、合格祈願、と私たちは神社によく行きますが、
なんとなくポンポンと手を打って拝礼します。

これは、大昔の日本人の生活習慣からきています。
有名なヒミコの話を載せている『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』には、
「倭人(わじん=日本人)は、偉い人に会ったときは手を打つ」と書かれています。

つまり、現代の握手などと同じように、
人と会うと拍手(かしわで)を打ったらしいのです。

この拍手は「魂振(たまふり)」といわれ、立てる音で神様を招きよせて、
お互いの魂をふり動かすという神がかりの祝福の方法でした。
ここから、現在のような参拝に拍手を打つ風習が生まれたのです。

『つい誰かに話したくなる 雑学の本』講談社+α文庫

今では、神社でしか拍手(かしわで)は打たないが、
ヒミコの時代は、貴人と会うときはお辞儀とともに、手を打ったという。
互いの魂を震わせるため、心を通じ合わせるための祝福の方法だった。

拍手(かしわで)は、本当は柏手(かしわで)と書くが、
現代では、「はくしゅ」と読む。

神社での参拝の作法は、二拝二拍手(はくしゅ)一拝が一般的だが、
出雲大社では、二拝四拍手一拝で、伊勢神宮の神職は八拍手となっている。

我々は、誰かを称(たた)えるとき、応援のエールを送るとき、
賛意を示すとき、感動したとき、拍手(はくしゅ)をする。

スポーツの試合や、講演会場、演劇や演奏の会場で、
この拍手(はくしゅ)があるとないのでは、場の盛り上がり方がまったく違う。

拍手(はくしゅ)は、空気をふるわせる。
そして、魂も震わせる「魂振(たまふり」だ。

日本では古来、立てる音で神様がやってくると考えられていた。
神社で鈴を鳴らしたり、笛や太鼓を鳴らすのも同じだ。

天照大神(あまてらすおおみかみ)が、
天岩戸(あまのいわと)にお隠れになったとき、神々が集まって、
踊ったり歌ったりして、手をたたき、大笑いした。
やがて天照大神が、何事かと天岩戸を少し開けて見た、という故事にも拍手があった。

笑いと同じく、拍手(はくしゅ)には人を癒(いや)し、元気付ける力がある。
いいことがあったとき、それがどんなささいなことでも、
誰かに笑顔で拍手(はくしゅ)を送る人は素敵だ。

拍手(はくしゅ)は、みんなの魂を震わせる。



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