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2010.5.1

お世話になったところを悪く言う人

安岡正篤師の心に響く言葉より…


現代日本人は人物と言うものができていない。
修養が足りない、人を見れば悪口を言って、
自分のことを棚に上げておいて、そうして一向努力をせぬ。

嫉妬誹謗(しっしひぼう)し、
そうして他に向って大言壮語(たいげんそうご)ばかりする。

行儀作法もなっていないという傾きがある。
これを根本的に是正しなければ
本当の意味において日本精神は発揚(はつよう)することはない。
外に発展しようと思えば思う程、やはり内に深めなければならない。

『安岡正篤 一日一言』致知出版


昨今は、政治の世界においては離合集散が大流行(おおはや)りだ。
しかし、がっかりすることは、
自分がいままでお世話になったところを悪くいうことだ。
一人として、前にいたところをほめたたえ、感謝する人をみたことがない。

同様に…
離婚した夫婦は、前夫、前妻を悪(あ)し様(ざま)にいい、相手を貶(おとし)める。
会社を辞めた人も、前にいた会社の悪口をいい、
どんなに駄目な会社だったかを言い募(つの)る。

自分のことを棚にあげて、今まで世話になった組織や、夫(妻)、
会社を悪し様に言う人は、いかにも小さいし、見苦しい。
人間として、肚(はら)が据(す)わっていない。
人物もできていない。

確かに、ケンカ別れをしたのだから意にそわぬことばかりなのだろう。
しかし、鏡の法則のごとく、
相手を貶(おとし)めれば、おとしめるほど、自分がおとしめられる。

つまり、それだけ貶めなければならないほどの相手を選んだあなたは、
相手とちょうど似合っている。

現代社会は、恩と感謝の念が薄れてきている。
いいこともあったはず…
会社のお陰で生活できた。
夫(妻)のお陰で楽しかった。
その組織のお陰で活動ができた。

もちろん、別れるべき理由もあっただろうし、
離れることが必要なこともある。
問題は、別れた後の言動だ。

ほめるか、黙(もく)すか。
相手を悪し様に言えばいうほど、言った人の品位や品格は落ちる。

ほめることができなければ、黙して語らぬことだ。
それが、大人の作法。

仲間や夫婦しかわからない秘事を公にするなど、
到底許されない卑怯(ひきょう)な振る舞いだ。

礼儀作法なしに、大言壮語する輩(やから)は、
度(ど)し難(がた)く、卑しい。

別れた人への悪口はぐっと堪(こら)え、
代わりに自らの人格を高め、深める修養が必要だ。



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