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2010.4.30

笑いは、心も社会も癒(いや)す

日本笑い学会会長の井上宏氏の心に響く言葉より…


学校のクラスの中には、面白いことを言って人を笑わせ、
クラスをいつも賑やかにしてくれる子が現れるものであるが、
そんな時、先生がその子供をクラスで大事な子として扱うか、
騒がしい子として扱うかも問題となる。

教育の中で、いつも真面目、いつも静か、
いつも厳粛などを強制するところでは、笑いは抑えられてしまう。

学校に上がって、面白いことを言って友達を笑わせ、
クラスの人気者になっても、先生がその面白いことを受け止めることができず、
「騒がしい!」と言って叱ってしまうようなことであれば、
人を笑わせる楽しさは失せてしまう。

アメリカでは、ユーモアを発することのできない人は、
大統領になれないとさえ言われている。
30分スピーチをして、そのなかに一つもユーモアがなかったら、
その演説は駄目という評価すら受けるという。

レーガン大統領が、狙撃されて胸部に弾丸を受けるという事件があった。
その時手術にあたった医師団に向かって、大統領が発したジョークもよく知られている。
「あなたがたは共和党員でしょうね」と言ったのである。

フォード大統領は、国家の最も厳粛な行事とされる大統領就任式で、
「アイ アム フォード、ノット リンカーン」と言って、観衆の大喝采を浴びたという。
こうしたジョークが、公式行事のなかでも許される。

幸せなよき気持ちでポジティブな状態にある時は、自然と笑いがこぼれ出る。
笑うという行為は、息を吐く行為であるから、緊張を和らげ、心身の緊張を解いてくれる。

笑いは心を治癒する力をもっている。

『笑いは心の治癒力』海竜社


笑いには、笑いを育てる文化や環境が必要だ。
両親がまったく笑わない家庭で育った子供は、笑いに対して鈍感だ。
笑いに対する感性が育たない。

同様に、学校や、会社で、笑いを認め、評価するところは、
大らかで、明るく、創造的な組織となる。


アメリカにサウスウエスト航空というユーモアを社内の文化としている会社がある。

ユーモアはトップから始まり、全社へと広がっている。
地上でも、上空でも、あるいは空港のゲートでも、
そして実に役員室の中ですら、ユーモアが実践されている。

例えば、客室乗務員のアナウンスはこんな具合だ。
「喫煙については、当社のフライトはすべて絶対禁煙となっております。
もしお客様が喫煙しているのが見つかったらどうなるのか、ご存知ですね?
翼の上に出ていただき、そこで当社のとっておきの映画
『風と共に去りぬ』をお楽しみいただくことになっています。」


また、面白いのは機内放送にとどまらない。
乗客を笑わせるために、客室乗務員たちが座席の上の棚に隠れていることもある。
乗客が手荷物を入れようとして棚を開けた瞬間、ご対面!というわけだ。

『破天荒』日経BP社より


ユーモアは、心を癒すのと同時に、創造性が生まれる。
人を驚かせたり、笑わせたりするには、ひらめきや、創造力が必要だからだ。

日本の会社や組織では、外国に比べてユーモアを大事にしているところは少ない。
「ふざけてはいけない」、「真面目にやるところ」、という意識が強いからだ。

ユーモアを受け入れる学校や、会社が増えれば増えるほど、
笑いが広がり、みんなギスギスしなくなる。

笑いは、心も社会も癒してくれる。



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