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2010.4.27

嫌(けん)を避くる者

大和ハウス工業の樋口武男会長の心に響く言葉より…

「嫌(けん)を避(さ)くる者は、みな内(うち)足らざるなり」

『近思録』
<朱熹(しゅき)・呂祖謙(りょそけん)の共編>

人から嫌われることを恐れる者は、心の修養が足りない。

誰しも、「いい人」と見られたいのが人情だろうが、
あたたかいだけの「情の人」は部下や取引先から真の尊敬は得られない。
自分をよく見せたいと思っていると、土壇場の決断を失敗する。
真のトップたる者は、怨嗟(えんさ)と孤独に耐える強い心を持たねばならないのだ。

『先の先を読め』文春新書

誰もみな、人には好かれたいし、嫌われたくない。
日常生活においては、「いい人」はよしとされても、
こと会社経営ではそうばかり言っていられない。

そこには、利益を上げ、会社を存続させる、という大命題があるからだ。
会社の業績が悪くなれば、給料や賞与のカット、
あるいは人員の整理もしなければならない。

他の何より、人や取引先が大切と日頃言っている人でさえ、
会社が倒産に瀕すれば、社員や取引先から嫌われることもする。

「名経営者とは、相反することを平然と、
しかも何の矛盾も感じさせずやってのけることのできる人」
とは、京セラの稲盛氏の言葉だ。

「幸せ」とか「ツイてる」といつも言っている人に、
「トラブルや悪いことは起きなくて、いつも幸せでいいですね。」と、もし言ったら、

「トラブルも、悪いこともあるに決まってる。
言わないだけだ。よく考えてものを言ってくれ」
と怒られるだろう

夢やきれいな世界だけで、生きていけたらそんな楽しいことはない。
が、人生はそうはいかない。
物事には必ず、裏と表があるからだ。

いつも幸せと言っている人は、悪いことやトラブルがあっても、
「幸せ」と言うことにより、その中に幸せの部分を見ているだけのことだ。

規模が大きくなったり、有名になれば、辛いことや、
トラブルは、目立つ度合いに比例して山ほどある。

万人に好かれようとする人は、誰からも好かれない。
一方の人に気に入られようとすれば、反対の立場の人からは必ず非難される。
すべての人にいい顔はできないのだ。
八方美人はやがて破綻する。

経営者に限らず、リーダーは、鬼にならなければならないことがある。
何かを守るために、嫌われても決めなければならないときがある。

大義のためには、嫌を避ける者であってはならない。



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