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2010.4.18

きれいごとをやってみる

斉藤一人さんの心に響く言葉より…

問題解決の答えは、必ず美しいことなんです。
いくつかの解決法があったら、
「この中でいちばん美しい解決の仕方はどれだろう?」と考えてみるんです。

よく「格好ばっかしつけてんじゃないよ」というけど、格好つけるんです。
世間にじゃなくて、神様の前で。

問題解決には、汚い手じゃなく、苦手できれいな手を使うんです。

たとえば、部下の失敗という問題が起きたとき。
短気の人はつい「このバカヤロウ、マヌケ、
親の顔が見たい」とか、汚い言葉を使ってしまう。

きれいな手というのは、
「きみ、いいこと教えてやるからな。これをやるから失敗するのだから、
これはやらないほうがいいぞ」。そうすると覚える。

それでもまだ何回も部下が失敗したら、
「何回いってもわかんないのか、このバカヤロウ!」ではなく、
「おれの言い方が悪かったから、
伝わらなかった。おれ10回でも教えるから、教えるのが仕事だから」と。

「周りにそんな人いませんよ」と言うとしたら、それは周りの人が暗いんです。
その中でひとりだけ、きれいな手を使っているからスターなんです。
周りが暗くてもやり続ける。
光り続けるからスターなんです。

『幸福力』マキノ出版


問題解決は、自分が苦手で、きれいな手を使って解決する。
「そんな、きれいごとで世の中はうまくいきませんよ」、と言われそうだ。


若い頃は、世間に反発もし、
悪ぶったり、少しレールを踏み外すことが格好いいと感じてしまう。

しかし、酸いも甘いもかみしめ、
辛いことも失敗もたくさん経験したとき、
人生は「自分が思ったとおり」、「言ってきたとおり」になっている、と得心する。

不平不満、グチや泣き言、ついてない、と言っていればそういう人生を送る。
ついてる、うれしい、楽しい、感謝してます、幸せ、と言っていればその通りの人生となる。

きれいごとをするから、きれいな心になり、美しい道を歩める。
どんなに悲惨なときでも、
「ありがとう」と言うから、「有難い」ことを見つけられるようになるのと同じだ。

きれいごとをするときは、気恥ずかしい気持ちが先にたつ。
だから、やらない人が多い。
でも、それができればスターになれる。

道に落ちているごみを拾う。
電車やバスでお年寄りに席をゆずる。
コンビニや食堂で、「ありがとう」、「ごちそうさまでした」、という。
誰に対しても「ハイ」と返事をする。
きちっとした挨拶と礼をする。
「おはようございます」と先に言う。

たくさんのきれいごとをやり続け、光り輝くスターになりたい。



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