2010.4.3 |
|
質問の質が、人生の質を決める |
|
世界1カリスマコーチのアンソニー・ロビンズ氏の心に響く言葉より…
「なんでこんなに気が滅入るんだろう」とか、
「どうしてみんなに嫌われるのかしら」といった質問を投げかけているうちは、
とても前向きには生きられない。
現状を打破するためには、
「幸せで、人から好かれる人になるためには、
どこをかえればいいのか」と考えなければならない。
このように、焦点(しょうてん)の当て方が変われば、
一瞬で自分の感じ方を変えることができるのだ。
あなたにとって、絶えず自分に問いかけるべき質問とはどのようなものだろう。
私には、お気に入りの質問が二つある。
どちらもごく単純なものだが、苦境に立たされ、
巻き返しを図ろうとする時にはいつも役に立ってくれる。
それは、
「何かいいところはないか」と、
「これをどう利用できるか」という質問だ。
どんな状況であれ、「何かいいところはないか」
と考えるだけで、プラスの意味を見出すことができる。
また、「どう利用しようか」と考えることで、どんな困難も有益なものに変わる。
「人生で最低のことは何?」と言われると、
くだらないことを訊くなと思いつつも、あなたは答えようとする。
そして、その質問が潜在意識に刻み込まれてしまうのだ。
それとは逆に、「人生で最高のことは何?」と言われれば、
その答えを考えてるうちに、すっかり気分がよくなっていることに気付くだろう。
『一瞬で「自分の夢」を実現する法』(本田健)訳・三笠書房
アンソニー氏は、「適切な質問」が「黄金の答え」を引き出し、
質問の質が人生の質を決める、という。
相手にひどいことを言われたとき…
「あいつはなぜ、あんなひどいことを言うんだろう?」ではなく、
「どんなことを言われても、ニコッと明るく対応できるにはどうしたらいいだろう?」
やることなす事が、うまくいかないとき…
「どうしてどれもこれも、うまくいかないんだろう?」ではなく、
「他になにかうまくいっていることはないか?
現状の中でうまくいきそうなことはないか?」
大失敗をしてしまった時…
「なぜこんな失敗をしてしまったのだろう?」ではなく、
「この失敗から学ぶべきことはないか?」
人は、スポットライトを浴びせたところしか見ていない。
長所を照らせば、長所だけが見え、短所を照らせば、短所しか見えない。
まさに質問も同じで、どの部分を照らすかだ。
また、質問は生き方と同じで、その人の日頃の考え方や感じ方が出る。
前向きなのか、後ろ向きなのか、
明るいのか、暗いのか、
感謝の念で生きているのか、ののしり、非難、中傷で生きているのか…
「質問の質が、人生の質を決める」
質問力を磨き、自分自身を高めたい。 |
|
|