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2010.3.10

大事な人生の時間をどう過ごすのか

致知出版の藤尾社長の心に響く言葉より…

志摩半島にあるそのホテルは、
さる著名な経営者がバブルの最中に計画、
三百八十億円を投じて平成四年に完成した。

しかし、バブル崩壊後、経営不振が続き、
ホテルは人手に渡り、何人も社長がかわった。

仙台で小さなエステを経営していた
今野華都子(かつこ)さんに白羽の矢が立ったのは、
そんな時だった。

しかし、今野さんを迎えたのは、社員150人の冷たい、
あるいは反抗的な視線だった。

それまで何人も社長がきては辞めている。
また同じ繰り返し、という雰囲気だった。

今野さんがまず始めたのは、社員一人ひとりの名を呼び、
挨拶することだった。

また、全員と面接し、要望や不満を聞いていった。
数ヶ月がすぎた。
今野さんは全社員を一堂に集め、言った。

「みんながここで働いているのは、私のためでも会社のためでもない。

大事な人生の時間をこのホテルで生きる、
と自分で決めたからだよね。

また、このために会社が悪くなった
とみんなが思っている不満や要望は、
私や経営陣が解決することではなく、
実は自分たちが解決しなければならない問題です」

そして、今野さんは二つの課題を全員に考えさせた。

「自分は人間としてどういきたいのか」

「自分がどう働けば素晴らしい会社になるのか」

ホテルが変わり始めたのはそれからである。
自分の担当以外はやらないという態度だった社員が、
状況に応じて他部門の仕事を
積極的に手伝うようになっていった。

就任二年半、ホテルは経営利益が出るようになった。

今野さんが折りに触れ社員に伝えた
「自分を育てる三つのプロセス」というのがある。

一、笑顔
二、ハイと肯定的な返事ができること
三、人の話を肯(うなず)きながら聞くこと

月間『致知』2010年4月号より

今の職場にたとえ何年勤めていようと、
一日で考えれば自分の人生の大半の時間を
その職場で過ごしていることになる。

自分の人生の大部分の時を、
どう過ごすかはその人の考えかた次第だ。

不満や愚痴をいい、まわりの人や会社のせいにして過ごすのか。
自らの選んだ場所、と発生する問題を解決し、前向きに生きるのか。

何のために仕事をしているのか?
何のために生きているのか?
何のためにこの世に生まれてきたのか?

この「何のために」という問いかけに対する答えが、
自分の生き方を決める。

いいことも、悪いことも、人生に起こること全ては
自分が選んでいる。

たとえ、不運な出来事であろうが、
偶然の事故であろうが、
理不尽な災難であろうが、自らが選択した。

そう思ったとき、まわりや人のせいにはしなくなる。

まわりのせいにしない人は、
自分のことより先に人の幸せや喜びを考える人。

ホテルが再生したきっかけも、
自分のことだけしか考えなかった人たちが、
他の部門も手伝うようになったから。

今の仕事は、自分が選んだ道。

さっさと今の仕事に、見切りをつけて、
違う道を行くのもいいだろう。

しかし、今の仕事に文句を言う前に…

「人の喜びのお手伝い」と言う道もある。



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