2010.3.9 |
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| しあわせの隠れ場所 |
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先日、映画「しあわせの隠れ場所」を見た。
主演は、この映画でアカデミー賞の
主演女優賞に輝いたサンドラ・ブロック。
全米では誰もが知っている
アメフトの黒人スター選手マイケルと、
彼を引き取ったある家族との絆（きずな）を描いた
実話を元にした映画だ。
彼の実母は麻薬中毒で、子供の頃、彼は捨てられ家もなかった。
彼を引き取ったのは、人の喜びが自分の喜びという、
サンドラ・ブロック演じる女性リー・アン。
リー・アンは、信じられないくらい、広くて、深くて、温かな心の持ち主だ。
映画では、彼女が主演だが、
彼女以上に感動したのは、彼女の夫、デューイ。
彼は、この映画では全く目立たないが、とても魅力的だ。
リー・アンがどんな決定をしても
彼はそれを受け入れ、支持し、一切否定しない。
彼には、行動的で、突発的で、
無邪気な彼女を受け入れるだけの、
さらに広い度量があるからだ。
目立つ人の後ろ側には、必ずそれを支える人たちがいる。
表に出る人は、ある面で飛びぬけたところがある人だ。
何かに、傑出したところがなければ世には出ない。
だから、まわりから見ると、時として、
我がままであったり、傍若無人に見えるときもある。
しかし、その子供のような素直さと無邪気さと行動力が、
逆に大きな魅力となる。
それを黙って支える人たちは、優しい母親的な資質と、
包容力ある父親的な資質を、多く持っている。
「感謝とは、誰かに支えられて生きていることに気付くこと」
自分一人で、何でもできると思ったら大間違い。
洋服も、食べ物も、建物も、
すべて、自分一人で作れるものなど一つもない。
スター選手のマイケル。
彼を支える明るくて行動的なリー・アン。
そして、全てを包容するデューイとその家族たち。
人は誰かに支えられて生きている、
そんな素敵な映画だった。 |
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