2010.2.14 |
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とっつきやすい人は、一生得をする |
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伝説のマナー講師、平林都さんの心に響く言葉より…
人に、
「この人、なんかとっつきやすくて好きや」
と思ってもらえると、得こそすれ損をすることはありません。
とっつきやすい人は、
人から頼りにされたり、かわいがってもらえたりするからです。
「とっつきやすい人」とは、3つの条件を満たしている人です。
@笑顔の人
A自分から挨拶をする人
B自分から動く動作がみられる人
『平林都の接遇道』大和書房より
とっつきにくい人は、
いつもブスっとしていたり、何か話しかけると怒られそうな
雰囲気のある人だ。
それは、笑顔のない人。
また、会った時、顔をそむけたり、仏頂面をしたりして、
けっして自分から挨拶をしようとしない人。
いつ会っても、むこうから笑顔で挨拶してくれる人は、
とっつきやすいし、人から好かれる。
どんなに心で強く思っていても、
言葉にしなければ相手に伝わらない。
しかし、いくら言葉に出したとしても、
それに行動がともなわなければ、
その言葉は嘘になってしまう。
お店で、「少々お待ちくださいませ」
と言ったまま、全く来なかったとしたら、お客様は怒り出す。
平林さんは、
最初は動くフリでもいいから、やってみなさい、という。
つまり、「すぐに伺います」と言って、
急ぐ動作をすることだ。
急ぐ動作とは、ダラダラ歩かず、
「さっさと歩く」とか「キビキビとした動作や姿勢」だ。
冬季オリンピックで、スノーボードの
日本のある選手が服装の乱れと、
記者会見でのなげやりな態度を指摘された。
これも、
「ズボンを腰ばき(ずり下げてはく)」にしたり、
「シャツを外にだす」、
「ネクタイを思い切りゆるめる」等の行動と、
記者会見での、ひじをついての受け答え。
それに、「反省してま〜す」と、語尾を延ばす言い方。
これらは、すべて動作に問題がある。
「国の代表である」、
「反省している」という方向に
動作が行っていないことから、問題が生じる。
ある大企業の役員は、
あるとき大失敗をして、会社に大損害を与えてしまい、
次の日に社長に謝りに行った。
その時は、頭を丸めて行き、土下座をしたそうだ。
頭を丸め、土下座をするという行為を是とするわけではない。
しかし、
ことが重大になればなるほど、人が想像する以上の姿勢を
周囲に見せなければ、ことは収まらない。
言葉でいくら謝っても、
それは見ている人にとっては、空々しくうつるだけだからだ。
なげやりな態度をとる人ほど、とっつきにくいものはない。
どんなに実力があろうが、
夢があろうが、
心が熱かろうが、
それを伝える動作がなければ、ないのと一緒になってしまう。
実に惜しいことだ。
だから…
とっつきやすい人は、一生得をする。 |
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