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2010.1.19

上機嫌に保つコツ

精神科医の斉藤茂太先生の心に響く言葉より…

「先生は、いつもご機嫌がよろしくて…」
と、私は、なぜか、会う人ごとにこう言われる。

たしかに、あまりしかめ面をしていたことはない。

私が相手にする患者さんは、心に病をもつ方なのである。

私とてふつうの人間であり、
歯が痛むこともあれば、腹の虫がおさまらないときもある。

だが、職業がら、それを前面にだすことははばかられる。

しだいに、
自分を上機嫌に保つコツのようなものを身につけた。

そのコツは、実は二つしかない。

一つは、他人と自分をくらべて、
どうのこうのと思わないようにしていることだ。

もう一つは、お金がたりないかもしれないとか、
あの一言はひどいなあとかいうような

心を暗くすることは、
できるだけ忘れてしまうようにすることである。

この二つを身につけるだけで、
人生の悩みのほとんどは消えてなくなってしまうに違いない。
『続・いい言葉は、いい人生をつくる』斉藤茂太・成美文庫より

我々は、子供の頃から
誰かと比べることをずっとやってきている。

兄弟や、姉妹、の中で比較することから始まり、
時計や、車、服装、という持ち物で比べ、
学校、会社、収入、といった肩書きや富で比べる。

嫉妬心はこの比較することから生まれる。

他人と比べることをしなければ、
気分よく過ごすことができることは間違いない。

もう一つの
「嫌なことは忘れてしまうこと」、もやっかいだ。

人間は、忘れようと思えば思うほど、
それを意識してしまう習性があるからだ。

禅に「放下著(ほうげじゃく)」
という言葉がある。

「捨ててしまえ!」という意味だ。

「嫌なことは忘れる」
という意識事体も、捨ててしまえ、という。

つまり、なにもかもすっかり忘れ去り、捨て去る。

阿呆(あほう)になることだ。

我々は、子供のときからずっと、何かを覚えることばかりしてきた。

しかし、忘れる修行はしたことがない。

捨てることが出来ないから…

格好をつけたり、
見栄をはったり、
虚勢をはったり、
卑下したり、
我を通したり。

おれが、おれがの、「我」をおさえ
おかげ、おかげの、「下」で生きよ
(田中真澄)

「捨てる」、「忘れる」は、
おかげさまの謙虚な心と、感謝の言葉から生まれる。

阿呆になって、
どんな時にも、「ありがとう」と言えば、
嫌なことは忘れ、いつも上機嫌でいられる。



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