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2010.1.18

貧またここに到って感激を生ず

安岡正篤師の心に響く言葉より…

勝海舟の日記にある話だが、

母は老いて病床にあるし、
妹はいるけれども幼くて
家事にもあたれない。

飯を炊くにも薪がない。
仕方がないから縁側の板を剥(は)いで
それで飯を炊いた。

夏に蚊帳(かや)もなければ、冬に炭もない。

「貧またここに到って感激を生ず」と書いてある。

この言葉は忘れられない。
貧乏をしてべそをかくというのじゃ、もう駄目ですね。

人間はこうでなくちゃいかん。
『人間学のすすめ』安岡正篤・福村出版より

どんな悲惨な状況になっても、
自分を客観視できる人は、
辛酸(しんさん)を嘗(な)め尽くしてきた人だ。

自らを笑ってしまうほどの、余裕がある人でもある。

よくもまあ、こんなに問題が
次から次へと続くことよ、
と慨嘆(がいたん)を通り越して、
笑い出したくなることもある。

まさに、「感激を生ず」、の心持だ。

しかし、問題に対して、
文句や、不平、非難をいい、
人のせいにしたときには、
すでに、自らを客観的に
観ることはできなくなっている。

自分に「主人公」と呼びかける名僧がいたが、
我々も、時には自分に対して

「大丈夫か」
「一所懸命やってるな」
「これは、参ったな」

と、言えるくらいの余裕があれば
どんな難問も解決できる。



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