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2010.1.12

ジタバタしてもはじまらない

斉藤茂太先生の心に響く言葉より…

アップル社は1990年代後半、
ひどい不振に悩まされていた。

アメリオ氏がCEOに就任した96年には、
銀行の残高はすべてマイナスだった。

借金だらけで、返済期限が次々と迫ってくる。

このとき、まずアメリオ氏がやったことは、
銀行に返済期限延長を願い出る
レターを書くことだったそうだ。

あとは借金のことも、返済期限のこともいっさい忘れる。

そして、当面やらなければならない仕事を
一つ一つ、片付けていく。

「返済期限延長を決めるのは私じゃない。
私がジタバタしても、事態は変わらない。
心配しても意味がないことは心配しない」
と彼は言っている。

アメリオ氏は、ここまで経営を悪化させた
過去の分析にも関心を示さなかった。

過去を悔いず、未来を心配せず、
今に全力を尽くす姿勢を示したのだ。

この姿勢は、社員にも
「具体的に何かをしなくては危機は乗り越えられない」
行動力を生んだ。

結局、銀行は、返済期限の
一週間前というギリギリのところで、
六ヶ月の猶予期間を認めてくれた。

こうして最大の危機を乗り越えたアップル社は、
パソコン本体を半透明にした「iMac」や、「ipod」
と大ヒットをつづけ、息を吹き返したのだという。

ものごとがうまくいかなくなったとき、
事態をさらに悪化させるのは、
当事者がジタバタとうろたえ、
われを失ってしまうことなのである。

『続・いい言葉は、いい人生をつくる』斉藤茂太・成美文庫より

今、企業は大変な時期にある。

特に中小企業の悲惨さは、
マスコミではあまり報道されないが、
非常に厳しいものがある。

もちろん、中には
素晴らしい業績のところもあるだろうが、
そうでない多くの会社の人たちにとって、
この話は勇気付けられる。

過去のことは、いくら考えても変えられない。

同様に、未来のことも、どれだけ心配しても分からない。

確かなことは、今何をやっているのかだけ。

そして、何かをやらなければ、展望はないということ。

何か事が起こってしまったら、ジタバタしてもはじまらない。

われを忘れて、うろたえても、混乱するだけだ。

寝てもさめても、気が狂ったように、
打開策を考えれば、何かアイデアは、必ず生まれる。

過去の出来事に、ジタバタするのではなく、
未来に向かって、必死の努力と行動を起こしたい。



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